こんにちは!家事コツ研究員のOです。
いろいろな食品がどんどん値上がっている中、“乾物”は家計の味方の1つですよね。
そんな乾物はこれからもどんどん活用していきたいところですが、一方で食べ方がいつも一緒でアレンジしにくいという悩みはありませんか?
そこで今回は意外な方法で乾物を戻し、おいしく食べられる3つの方法をご紹介します^^
1 ひじきの戻し方
栄養価が高いひじきは我が家でもよく使うのですが、正直なところ市販の総菜で食べるようなふっくらした食感にはなりません。一応パッケージに書かれた通りに戻しているのですが…。
でもこの裏ワザで戻せばかなり短時間でふっくらひじきになるんだとか。今回はいつもの戻し方と裏ワザとで戻り方の違いを比較してみました。
まず乾燥した状態のひじきを2つ準備します。左側のひじきにはパッケージ通り、たっぷりの常温水(200ml)を加えます。一方右側のひじきには…
50度くらいのお湯(200ml)に砂糖小さじ1ほど加えて溶かしたものを準備し、器に入れます。
そう、この砂糖を溶かしたお湯が今回の裏ワザポイントです☆
左が常温水、右が砂糖を溶かしたお湯を入れたものですが、なんと右側はお湯を入れた瞬間から色が変わり始めました。
色が変わる=ひじきが戻り始めたということですが、ちょっと早すぎませんか^^;
こちらが5分経過したものです。右側はさらに茶色っぽくなっていますね。そして驚くべきは、ひじき自体の大きさです。
それぞれのひじきをお皿に取り出してみたのですが、
常温水に5分浸けたひじきはまだまだ戻り途中という感じで、薄っぺらいひじきですが
砂糖+お湯に浸けたひじきは1つ1つがすでにぷっくりしていますよね^^
改めて比べて見ると、その違いは一目瞭然!それぞれ少しずつ食べてみたのですが、裏ワザの方は食感でも明らかにふっくらしていていました^^
たった5分でここまで戻るとは、恐るべし裏ワザ効果☆
ちなみに、なぜ早く戻るかと言うと、砂糖水の方が浸透圧が高くなることでひじきに水分がしみこみやすくなるからだとか。
溶かした砂糖は少量なので砂糖水に浸けてもひじきが甘くなることはありませんよ^^
せっかくなので、ふっくらひじきを使って煮物を作ってみたところ、常温水で戻したときとはやはり食感が全然違って今までで一番おいしくできましたよ。これからは絶対この方法でひじきを戻します!
2 あたりめの戻し方
お酒のおつまみとして定番のあたりめ。もちろんそのまま食べるのもありですが、こんなアレンジはいかがでしょうか?
今までに出会ったことがない“新しいあたりめ”に出会えますよ♪
準備するのは、今回のポイントとなる「食用の重曹」です!かなり意外な組み合わせですね^^;
まず、250mlの水に小さじ1の重曹を入れて溶かします。
あとはここにあたりめを入れて半日ほど放置するだけ。
半日重曹水に浸けたあたりめがこちらです。もともとはカチカチだったあたりめが、見るからに柔らかそうになっていますよね。
重曹水から取り出して見てみると、特にゲソについてはより生っぽく見えます!そこで、少しだけ食べてみると、あたりめとは思えない、かなり弾力がある“いか”になっていました。
重曹水で戻したままでも食べられなくはないのですが、せっかくなのでこの弾力を活かした料理を1品作ってみました。
サラダ油を入れて温めたフライパンに、戻したあたりめを入れて軽く焦げ目がつくくらいまで焼き、最後にめんつゆを入れて絡めれば完成です。
見てください、このプリプリな感じを。居酒屋メニューとかでもありそうですよね^^
早速食べてみると、噛めば噛むほど味が染み出て、まさしくお酒が進む、おいしいおつまみになりました☆何度も言いますが、これ、元あたりめですよw
3 ドライフルーツの戻し方
3つ目はドライフルーツの。今回はドライフルーツを浸けるもの自体もまるごと味わう方法です。
準備するのは、ドライフルーツ(今回はパイナップル)とプレーンヨーグルト!もうこれを聞いただけでどうやって戻すか想像がつきましたか?^^
そう、プレーンヨーグルトにドライフルーツを漬け込むんです♪
こんな感じで、ドライフルーツが見えなくなるくらいまでヨーグルトにしっかり漬け込みました。あとは冷蔵庫に入れて8時間ほど放置するだけ。
8時間後がこちらです。なにやら見た目からしてすでにおいしそうな一品になりましたね♪
ヨーグルトの中から漬け込んだドライフルーツを取り出し食べてみると、ほどよい弾力とシャキッとした食感がおいしいパイナップルになっていました。
しかも、漬けたヨーグルトもドライフルーツの甘さが溶け込んだのか、ほんのり優しい甘さがプラスされ、絶品デザートになっていました☆
これはいろんなドライフルーツで試してみたくなりますよ^^
もっともっと楽しみたい常備食材、乾物
栄養価が高く日持ちもして、さらには比較的安価と、いいこと尽くしの乾物を使わない手はありません!
しかも、今回ご紹介したような戻し方なら、アレンジ幅が一層広がるはず。ぜひ、まだ知らない乾物の魅力に出会ってみてくださいね☆
写真・文/JUNKO