2018年の6月20日に能越自動車道の通行料金が改定。小矢部砺波JCTから高岡IC間の通行料金が全区間均一料金に変更されました。

全国にはETCが整備されていない有料道路がまだまだある

 2018年の6月20日、石川県輪島市から富山県小矢部市を結ぶ能越自動車道の通行料金が改定されました。小矢部東本線料金所と福岡本線料金所の2つを、1つの料金所(小矢部東本線)に統合。小矢部砺波JCTから高岡IC間の通行料金を全区間均一料金に変更しました。


料金所のイメージ画像

 福岡本線料金所にはもともとETC設備がなく、利用者に一旦停止と支払いの手間が生じていたそうです。学識者や関係自治体、観光、物流、商工などの利用関係者からなる検討会を設置し、能越自動車道の利便性向上対策の検討をおこなった結果、福岡本線料金所を廃止し、料金所の統合を図るべきとの方針が示されました。

 その方針に沿って、富山県道路公社が国の許可を得て決定したものが、この能越自動車道の通行料金改正です。福岡本線料金所の撤去により、福岡ICから高岡IC間における一旦停止と支払いの手間がなくなり、より便利に利用できるようになりました。

 ETC(エレクトロニック・トール・コレクション・システム)のサービスがスタートしてから20年。現在では、高速道路を利用する9割以上の車両がETCを使用しているといわれています。現金やクレジットカード払いに比べてもお得なETCですが、金銭面はもちろん、一旦停止する必要がない利便性が他には変えられないメリットです。

 わざわざ財布を取り出して小銭を用意するなどといった面倒な手間が省け、人件費も削減可能できます。

 今は高速道路のみならず、普段の生活においても電子マネーの利用者が増加している時代。よりスムーズで便利な生活になるよう、今後もキャッシュレスのシステムがどんどん進化していくかもしれません。

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 より便利な生活を求める利用者のニーズに合わせて普及してきたETC。ETCを利用すると料金が優遇される割引制度もあり、これだけメリットばかりなのに「一般料金」のレーンが高速道路からなくならないのはなぜでしょうか。

 それは、普段高速道路を使わない人はETCカードや車載器を利用する必要がないからです。地方の高齢ドライバーなどをはじめ「高速道路なんか年に一度くらいしか乗らない」という人も一定数存在しています。

 年に一度の高速道路利用のために、わざわざETC車載器を取り付けてETCカードを作るのは割に合いません。そのため、一般料金レーンはこれからもなくなることはなく、現金払いの対応も受け入れ続けることになるでしょう。