世界最高峰のWRC世界ラリー選手権が2020年11月22日に日本で開催されることが決定しました。過去には、北海道で開催されていたWRC世界ラリー選手権は、場所を愛知県・岐阜県に移して、再び熱い戦いがおこなわれるようです。今回、復活するWRC世界ラリー選手権とはどんなイベントなのでしょうか。

世界ラリー選手権(WRC)が2020年11月に 日本で開催決定

 国際自動車連盟(FIA)は、「FIA世界ラリー選手権(WRC)日本ラウンド」を2020年11月22日に、愛知県・岐阜県で開催すると2019年9月27日に発表しました。

 日本での開催は、2010年に北海道で開催されたのを最後におこなわれていませんでした。2020年に復活するWRCとはどのようなものなのでしょうか。

 WRC世界ラリー選手権とは、フォーミュラワン(F1)や、世界耐久選手権(WEC)などと並び、国際自動車連盟(FIA)が 管轄する4つの世界選手権のうちのひとつです。

 1973年以来、毎年開催され歴史と伝統を誇る世界最高峰のラリー選手権となり、競技は閉鎖された公道(舗装路)のみならず、砂利道や雪道などさまざまな路面を高速で走行するため、もっとも過酷な自動車競技選手権といわれています。

 2018年シーズンでは、トヨタが復帰2シーズン目にして1999年以来のWRCマニュファクチャラーズタイトルを獲得し、大きな話題となりました。

 今回、悲願の日本開催に向けて日本ラウンド招致準備委員会を発足。その結果、国際自動車連盟(FIA)の最高議決機関である世界モータースポーツ評議会にて、2020年のWRC日本ラウンドが開催されることが決まりました。

 日本ラウンド開催について、愛知県・岐阜県の両知事やTOYOTA GAZOO Racing WRT 総代表 豊田章男氏(トヨタ自動車代表取締役社長)、は、次のように話しています。

●愛知県知事 大村秀章氏

「FIA世界ラリー選手権(WRC)の2020年日本開催を心から歓迎します。多くの自動車関係者、モータースポーツファンがWRC日本開催を待ち望んでいました。世界一の自動車産業の集積地である本県には、自動車文化とモータースポーツの素晴らしさを世界に発信していくというミッションがあります。
 
 日本を代表するモータースポーツの中心地として、世界に大きくアピールする大会にしていけるよう、関係者と協力し、2020年秋の大会の成功に向けて全力で取り組んでまいります」

●岐阜県知事 古田肇氏

「東京オリンピック・パラリンピック競技大会が開催される2020年に、FIA世界ラリー選手権の日本ラウンドが、ここ『清流の国ぎふ』で開催されますことを大変喜ばしく思います。本県にとって初めての世界的なモータースポーツの大会であり、いまから大いに楽しみにしているところです。

 出場される選手やチーム関係者の皆さまの健闘をお祈りするとともに、観戦に訪れる国内外の皆さまには、豊かな自然や歴史ある文化・伝統など、本県の魅力に触れていただけると幸いです。皆さまのお越しをお待ちしております」

●TOYOTA GAZOO Racing WRT 総代表 豊田章男氏(トヨタ自動車代表取締役社長)

「日本でヤリスWRCを走らせられること、とても嬉しく思います。諦めずに招致にご尽力された皆さま、ありがとうございました。同時に、心地よいプレッシャーを感じ始めています。日本のクルマが日本の道で戦う……。絶対負けたくありません。

 その日に向けて、引き続きTOYOTA GAZOO Racing WRTは努力を続けてまいります。ファンの皆さまも応援をよろしくお願いいたします」

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 また、日本ラウンドの開催については、モータースポーツ振興議員連盟会長 古屋圭司氏など多くの関係者がコメントをしています。

 WRC世界ラリー選手権の日本ラウンドは、2020年11月19日から22日まで開催されます。エリアは、愛知県内(名古屋市・岡崎市・豊田市・新城市・長久手市・設楽町)および岐阜県内(中津川市・恵那市)の公道です。

 メイン会場には、2005年日本国際博覧会の跡地に開設された「愛 ・地球博記念公園(長久手市:通称モリコロパーク)」を使用することが発表されています。

 また、日本ラウンド招致準備委員会は、「東京モーターショー2019」の会場にて、開催決定会見をおこなうほか、2019年11月9日、10日には、テストイベントとなる「Central Rally Aichi/Gifu 2019」の実施を予定しています。