トヨタの人気コンパクトミニバン「シエンタ」が8月に続き、2か月連続で登録車販売台数ランキングで首位に輝きました。なぜ、不動の人気を誇るトヨタ「プリウス」や日産「ノート」より売れているのでしょうか。

販売ランキングに激震!史上初のミニバンが1位に

 日本自動車販売連合会(自販連)が発表した2019年9月の乗用車販売ランキングで、トヨタ「シエンタ」が1万3558台を販売し、2か月連続で首位になりました。

 シエンタは、2019年8月にミニバン初となる首位になっています。なお、ランキング2位は1万3183台で日産「ノート」、3位は1万1158台のトヨタ「プリウス」です。激化する新車市場では、何が起こっているのでしょうか。

 2018年の年間トップはノートでしたが、2019年上期(1月から6月)はプリウスが首位になるなど、昨今の新車の販売ランキングは激しく入れ替わっています。

 シエンタの順位は、2019年6月は8位、7月は3位と上昇していき、8月にはついに1位を獲得。これまでミニバンのトップを走っていた日産「セレナ」と入れ替わり、ミニバンカテゴリーにおいてもシエンタがもっとも売れました。

 また、シエンタは2019年4月から9月の販売台数ランキングでは、1位プリウス、2位ノート、3位シエンタとここでも上位にランクインしています。

 シエンタが人気な理由について、トヨタの販売店は次のように話します。

「シエンタは、ファミリー層から多くの支持を頂いているコンパクトミニバンです。トヨタには、ミドルサイズのヴォクシー/ノア/エスクァイアや、アルファード/ヴェルファイアといったラージサイズのミニバンがあるなかでも、シエンタはサイズ的に扱いやすいのが人気です。

 また、2018年にはお客さまから要望が多かった2列シート車が加わったことにより、多人数乗車でのお出かけやアウトドアなど、さまざまなニーズに応えられるようになりました」

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 シエンタは、ガソリン車とハイブリッド車を用意するなど、近年のハイブリッド車を要望するニーズにも応えるラインナップがあることも人気の要因として挙げられます。

 ハイブリッド車は、販売台数上位のプリウスとノートにも設定されていますが、シエンタはそれに加えてミニバンとしての多様性を持っていることが大きいといえます。

 しかし、シエンタのライバルとなるホンダ「フリード」は、2019年10月18日にマイナーチェンジを予定。シエンタには設定のない、SUV風な新グレードが加わることがアナウンスされていることもあり、好調なシエンタの販売台数に影響を与えそうです。