首都高は頻繁に渋滞が発生するエリアが多く、想定した時間内に目的地に辿り着くことが難しいため、ナビが計算した所要時間のみを頼りに移動の計画を立てることは困難です。特とくに休憩施設が少ない首都高では、トイレの場所を把握しておくことは重要で、「緊急事態なのに、トイレが見つからない!」とならないためにも、事前にパーキングエリアの場所を把握しておきましょう。

首都高にはトイレや休憩ポイントが少ない!

 首都高を走ったことがある人なら、なかなかトイレが見つからないという体験をしたことがあるのではないでしょうか。

 首都高は渋滞が多発するため、思い通りの時間に目的地に着けないことも日常茶飯事です。そのため、時間に余裕を持って出発したうえでのトイレ休憩は、欠かせません。

 今回は、首都高で休憩に適したパーキングや、渋滞時に覚えておきたいパーキングを紹介します。

 まず、神奈川県側から東京を往復する際にオススメなのが、湾岸線にある「大黒パーキングエリア」です。

 大黒パーキングエリアは、大黒JCT近辺に設置されているため、上り線からも下り線からも利用できる貴重なパーキングエリアとなっています。

 普通車の駐車可能台数が335台とずば抜けて多いほか、ATMやコンビニ、食堂や軽食販売店など、休憩時に利用できるさまざまな設備が整っており、簡素なパーキングエリアが多い首都高では、異色の存在です。

 ほかにも、主要なパーキングエリアとして押さえておきたいのが、三郷線上りの「八潮パーキングエリア」があります。

 食堂がない以外は大黒パーキングエリアとほぼ同じ設備が揃っており、埼玉方面からのアクセス時に立ち寄ると便利です。

 同じく、新宿線上りの「代々木パーキングエリア」には、食堂や軽食販売コーナーが用意されており、湾岸線西行きの「市川パーキングエリア」は食堂とコンビニがない代わりにATMが設置されています。

 続いては、渋滞が多発するエリアと、その周辺で覚えておきたいパーキングエリアです。

 まず、「湾岸線」は神奈川県から千葉県までを通る主要エリアで、レジャーや通勤のために多くの人が利用します。

 とくに、通勤時間帯である午前中や夕方は渋滞が発生しやすくなっています。

 そんな湾岸線には、前述の大黒パーキングエリアや市川パーキングエリアがあるほか、「大井パーキングエリア」も設置されています。

 大井パーキングエリアには、ファミリーマートが運営する24時間営業の「自動販売機コンビニ」があるため、お菓子や軽食の購入が可能です。

 また、とくに渋滞が多いとされる湾岸線から深川線までの間には「辰巳パーキングエリア」が設置されていますが、羽田空港に向かうつもりで深川線に入ってしまうなど、車線間違いを起こしやすい路線でもあるため、覚えておくと役立つこともあるかもしれません。

 ほかにも、環状線は昔から渋滞エリアとして有名で、全線が開通したことにより交通量が減ったとされる現在でも、事故などによって頻繁に渋滞が発生しています。

 環状線には、入る前にパーキングエリアを利用しましょう。

 例えば、池袋線の上りには「南池袋パーキングエリア」があります。駐車可能台数が15台と休憩所としては小規模ですが、自動販売機コンビニが設置されているため夜間でも食べ物を購入することが可能です。

 向島線の上りを利用する場合は「駒形パーキングエリア」が便利です。

 普通車の駐車スペースは8台、インフォメーションセンターもないもっとも小さな休憩所ですが、環状線に入る直前のパーキングエリアとして利用する価値は高く、渋滞が予想される時間帯は、とりあえず立ち寄っておきたいパーキングエリアです。

 なお、渋谷線から環状線に入る場合に利用できるのは「用賀パーキングエリア」のみです。

 用賀料金所も渋滞が多発するエリアのため、ここに立ち寄ってトイレ休憩をすることをオススメします。

※ ※ ※

 首都高にパーキングエリアは20か所程度しかありません。

 上りか下りの一方にしか設置されていないことも多く、今後、増設される可能性も東京のスペースの狭さから難しいといわれています。

 また、路線によってはトイレがまったく見つからない場合もあり、例えば「都心環状線」や「川崎線 」にはパーキングエリアはひとつもありません。

 そのため、パーキングエリアを見かけたら、必ず立ち寄ってトイレを済ませておくことをオススメします。

 なお、どうしてもトイレが見つからない場合に備え、携帯用トイレをクルマに常備することもおすすめです。

 近年では、液体をジェル化する商品や、ペットボトルに簡単に取り付けられるタイプ、さらにはダンボールで簡易トイレを作成できる商品も存在します。

 手遅れにならないためにも、首都高では早め早めのトイレ対策が大切です。