新型コロナウイルスが経済状況を振り回すなか、日産の新型軽自動車「ルークス」の販売台数にも影響が出ているといいます。いったい、どういうことなのでしょうか。日産の広報担当者に聞きました。

新型「ルークス」の生産に新型コロナ問題が直撃

 日産は、2020年3月19日に新型軽自動車「ルークス」を発売しました。近年人気の軽スーパーハイトワゴンというジャンルのモデルであることから、同ジャンルで販売台数トップのホンダ「N-BOX」に対して、販売面でどれほど迫ることができるか注目されていました。果たして、最新の販売台数はどのような結果になったのでしょうか。

 一般社団法人 全国軽自動車協会連合会は、2020年5月11日に同年4月の軽自動車販売台数を発表。3月中旬に発売された新型ルークスにとって、これがひと月分の販売台数としてカウントされる初めてのランキングでした。

 そして、注目された新型ルークスの販売台数は2868台で、販売ランキングは軽自動車のなかで11位を記録。競合するモデルにはN-BOX(1万4034台)やダイハツ「タント」(8295台)、スズキ「スペーシア」(6877台)などには届かない結果となってしまいました。

 新型ルークスは思ったほど注目されていないのでしょうか。日産の広報担当者に聞いたところ、次のように説明します。

「全国軽自動車協会連合会が発表した4月の新型ルークスの販売台数実績については、新型コロナウイルスによる影響が出ています。ラインオフの日にちについては非公開とさせていただいていますが、生産・発売の時期の時期と、そのあとの工場での生産調整・生産停止が重なったかたちです」

 新型ルークスは、岡山県倉敷市にある三菱の水島製作所で生産されますが、発売後の3月下旬から4月中旬には、生産の一時休止がおこなわれており、その後5月にも生産休止の期間が設けられることが報じられていました。

 一方、新型ルークスの受注状況は好調で、3月19日の発売から約1か月後の4月21日までの受注台数は、1万7000台超を記録したと日産は説明します。

 なお、新型ルークスの兄弟車である三菱新型「eKスペース/eKクロススペース」の4月の販売台数は1297台でした(軽ワゴンのeKワゴン/eKクロスを含む)。

 三菱はeKスペース/eKクロススペースは予約の段階で約5000台を受注したと公表しており、こちらについても工場停止の影響が見られます。

 新型コロナウイルスの影響による混乱が収まれば、街で新型ルークスや新型eKスペース/eKクロススペースを見かける機会がより増え、軽自動車市場もより接戦となるかもしれません。