2020年4月に発表されたトヨタ新型「ハリアー」は、これまで以上に美しいスタイルに変貌を遂げました。そこで、最新SUVのなかから、スタイリッシュなモデルを5車種ピックアップして紹介します。

超カッコイイ新型ハリアーのライバルになりうるSUVたち

 トヨタは2020年4月に、クロスオーバーSUVの新型「ハリアー」を発表しました。ハリアーといえば、スタイリッシュなデザインが好評で、従来型の3代目まで常にヒット作となっています。

 一方、ライバルメーカーも国内向けのみならず海外でもSUVを数多くラインナップし、近年は優れたデザインのモデルも存在。

 そこで、最新SUVのなかからスタイリッシュなモデルを、5車種ピックアップして紹介します。

●トヨタ「ハリアー」

 2020年4月13日にフルモデルチェンジを発表したトヨタの新型ハリアーは、1997年に発売された初代から数えて4代目にあたります。

 歴代ハリアーはすべてセダンなどの乗用車系プラットフォームを使用したクロスオーバーSUVで、快適な乗り心地や高い走行性能、優れたスタイリングと相まって人気車種として代を重ねてきました。

 そんななか、7年ぶりのフルモデルチェンジを果たした新型ハリアーは、さらに洗練されたデザインに生まれ変わり、2020年5月15日から先行受注を開始する予定です。

 新型ハリアーのボディサイズは、全長4740mm×全幅1855mm×全高1660mmと、従来型ハリアーからひとまわり大きくなっているものの、全高を30mm下げたことで、ロー&ワイドな印象になりました。

 ボディカラーは、プレシャスブラックパールをはじめ、彩度を抑えたカラーを中心に全7色を設定。内装色は、コントラストを抑えたブラウン、グレー、ブラックといった3色展開です。

 パワートレインは、2リッター直列4気筒ガソリンエンジンと、2.5リッター直列4気筒ガソリンエンジン+2モーターシステムを組み合わせたハイブリッドモデルが設定され、従来の2リッターターボは廃止されました。

 なお、ガソリン車とハイブリッド車ともに2WDと4WDが設定され、4WDシステムはガソリン車が「ダイナミックトルクコントロール4WD」、ハイブリッド車が「E-Four」と機構が異なります。

 また、先進安全技術も充実しており、歩行者(昼夜)や自転車運転者(昼間)を検知対象に加えたプリクラッシュセーフティ採用の予防安全パッケージ「Toyota Safety Sense」を装備。さらに、走行中の前後方向映像を録画可能な「デジタルインナーミラー」をトヨタとして初採用しました。

 公式には価格が発表されていませんが、トヨタの販売店によると、2リッターガソリン車は約299万円(2WD)、約319万円(4WD)から。

 2.5リッターハイブリッド車は、約358万円(2WD)からで、最上級グレードが約504万円(E-Four)からになるようです。

 新型ハリアーの発売日は2020年6月17日を予定しています。

●マツダ「CX-8」

 マツダの3列シートクロスオーバーSUV「CX-8」は、2017年9月の発表から1年間で3万台を超える受注を獲得するなど、若いファミリー層をはじめ幅広い層のユーザーから支持されています。

 現行モデルは2018年10月に商品改良されており、後述しますが主にパワートレインの種類が拡大されました。

 CX-8は「3列目まで大人がしっかり座れる」パッケージングに、上質かつ洗練されたデザインのボディが高く評価されています。とくに伸びやかなデザインのフォルムは優れたバランスで、マツダのフラッグシップにふさわしい美しさを表現。

 エンジンは2.2リッター直列4気筒クリーンディーゼルに加え、2.5リッター直列4気筒直噴ガソリンターボと、自然吸気の2.5リッター直列4気筒直噴ガソリンを設定し、さまざまなニーズに応えています。

 また、マツダ独自の技術で安定感ある走りを実現する「G-ベクタリングコントロール(GVC)」は、ハンドルを切った際の制御に加え、ハンドルを戻す際の制御を追加した「G-ベクタリングコントロール・プラス(GVC プラス)」へ進化し、高速走行での車線変更時や滑りやすい路面での車両の挙動を安定させ安心感を高めています。

 CX-8の価格(消費税込、以下同様)は、289万4400円から446万400円です。

●スバル「アウトバック」

 1995年に初代が登場したスバル「アウトバック」は、ステーションワゴンをベースとしたクロスオーバーSUVです。

 日本では「レガシィ アウトバック」、北米ではアウトバックとして販売されていますが、北米仕様は2019年秋に発売された6代目になります。

 外観はアウトバックのキャラクターに合わせて「アクティブ&タフ」というコンセプトが取り入れられており、ピード感のあるシルエットに厚みを強調したボディパネルによって、力強さを表現。

 搭載するエンジンは、低回転域から力強いトルクを発生する2.4リッター水平対向4気筒直噴ターボと、直噴化で効率を高めた2.5リッター水平対向4気筒エンジンの2種類をラインナップしています。

 また、運転支援システム「アイサイト」に車線中央維持制御と先行車追従操舵制御が追加されており、ドライバーの居眠りやわき見運転検知や、シートポジションなどを登録したドライバーごとに自動調整する「ドライバーモニタリングシステム(米国仕様システム名称:DriverFocus)」も搭載され、安心感を高めています。

 内装は、インパネ中央からドアパネルまでを連続する長い線でみせることで、開放的な雰囲気となっており、最上級グレード「ツーリング」には、ブラウンのナッパレザーシートが採用され、フラッグシップとして質感にこだわっています。

 さらに、アウトバックのキャラクターをさらに際立たせる「Onyx Edition XT」グレードには、フロントグリルの加飾や18インチアルミホイール、レターマークとドアミラーをブラックでコーディネートして、タフなイメージをより強調。

 アクティビティの後に濡れたまま座れるように、シート表皮に本革のような質感の防水素材を用いられています。

 なお、この6代目アウトバックは、時期は未定ですが日本にも導入予定です。

日本ではデカすぎ!? でもカッコイイSUVとは

●日産「パトロール」

 日産「パトロール」は、同社の本格的クロスカントリー4WD車のフラッグシップに位置するモデルです。

 かつては日本でも「サファリ」の名で販売されていましたが、2007年に販売が終了し、現行モデルは中東やアフリカ、オーストラリアなどで販売を続ける海外専売モデルになりました。

 また、同じ車体をベースにフロントマスクのデザインを変更した、インフィニティ「QX80」と日産「アルマーダ」が、北米などで販売されています。

 ボディサイズは、全長5315mm×全幅1995mm×全高1940mmとかなりの大柄で、2020年モデルではフロントマスクが一新され、LEDヘッドライトを配し、スクエアなボディに斬新なフロントフェイスが印象的です。

 内装では7人乗り、もしくは8人乗りの3列シートとなっており、フラッグシップにふさわしく豪華なつくりとなっています。

 搭載されるエンジンは中東仕様で最高出力400馬力の5.6リッターV型8気筒、275馬力の4リッターV型6気筒のガソリンエンジンが選べ、組み合わされるトランスミッションは7速ATのみを設定。

 4WDシステムは砂地や岩場、雪上など、4つの走行モードを選択でき、本格的な悪路走破性能を誇るため、とくに中東で高い人気を誇っています。

●ホンダ「パスポート」

 2019年の初頭に発売されたホンダ「パスポート」は、幅広いパーソナルユースに対応した5人乗りのミドルサイズSUVです。

 北米専用モデルで、初代と2代目はいすゞからOEM供給されたモデルでしたが2002年に販売を終了し、3代目にあたる現行モデルはホンダ製として17年ぶりに復活を果たしました。

 外観では、マットブラックのグリルやバンパーによりスポーティさとタフさを演出。SUVらしい力強さを印象づける20インチホイールを採用するとともに、「パイロット」(北米専用の上級SUV)と比較してゆとりある最低地上高により、高い悪路走破性を発揮します。

 内装は、モダンで洗練されたデザインを追求し、クラストップの広い居住空間と荷室を実現。

 パワートレインは最高出力280馬力の3.5リッターV型6気筒エンジンに、9速ATが組み合わされています。

 4WDシステムには路面状況に合わせて前後輪の駆動力配分を緻密に電子制御する「i-VTM4」を採用。砂地、泥道、雪上など各シーンに最適化した4つの走行モードを切り替え可能な「Intelligent Traction Management(インテリジェント・トラクション・マネージメント)」を組み合わせることで、さまざまな状況下で高い走破性と走行安定性を発揮します。

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 世界的に人気が高いクロスオーバーSUVですが、各メーカーのモデルとも流麗なフォルムに変貌しています。

 なかには4ドアクーペのようなスタイリングのモデルもあり、もはやSUVにカテゴライズされるのか疑問に思えるほどです。