人気の国産SUVですが、多種多様のタイプがあるなかでどのモデルの燃費が良いのでしょうか。今回は、WLTCモードを公開しているSUVを5台紹介します!

新型ヤリスクロスや新型キックスの順位は?

 クルマを購入する際に気にするポイントとして「燃費数値」が挙げられます。昨今の新型モデルにはボディタイプに関係なく燃費性能を向上させており、一概に小さく軽い方が燃費が良いともいえなくなっているようです。

 今回は人気の国産SUVジャンルのなかで2020年10月時点に販売しているモデルに限定するほか、2017年の夏以降から順次カタログなどに記載されるようになった「WLTCモード」を公開しているなかから、燃費の良いモデルを5台紹介します。

●第5位 日産「キックス」

 国産SUVのなかで5番目にWLTCモード燃費が良かったのが、日産「キックス」です。

 キックスは、日産が10年ぶりのブランニューモデルとして2020年6月30日に発売した新型SUVとなり、全車が日産の電動パワートレインe-POWER搭載車(1.2リッターエンジン搭載)で、気になる燃費は21.6km/Lとなりました。

 日産のコンパクトカー「ノート」のe-POWERを改良したことで、加速・動力性能が大幅に向上するとともに、ハイブリッド車ならではの燃費も向上させているモデルです。

 なお、日産には同じSUVとして「エクストレイル」が存在し、ハイブリッド車を設定していますが、現段階ではWLTCモードを公開していないため対象外でしたが、2021年には次期型モデルの登場も噂されるため、どれほどの燃費になるのか乞うご期待です。

●第4位 トヨタ「ハリアー」

 トヨタが2020年6月17日に発売した4代目となる「ハリアー」は、先代モデルから受け継いだラグジュアリーなデザインや、新たな先進機能を採用していることで、大きな話題となりました。

 とくに、デザイン面ではそれまで国産モデルにあまり関心を抱かなかったユーザーからの問合せが増加するなど、これまでのトヨタSUVとは異なる人気を博しています。

 そのハリアーは、今回紹介する5台のなかで唯一のミドルサイズSUVです。しかし、ハリアーの2.5リッターエンジン+モーターを組み合わせたハイブリッド車は全グレードで22.3km/Lを誇るなど、高い燃費性能を実現しました。

 最新のハイブリッド技術で、ほかの小さく軽いSUVを凌駕する結果となったのです。

●第3位 マツダ「CX-3」 

 マツダのコンパクトSUVとしてラインナップされている「CX-3」は、2015年に登場しました。

 直近では商品改良をおこない1.5リッターガソリンエンジン車を追加し、2020年6月4日に発売するなど、常に商品力を向上させているモデルです。

 2015年の発売当初は、日本市場で1.5リッターディーゼルエンジンのみの展開でしたが、後にいくつかのバリエーションを展開。そのなかで、燃費がもっとも良いグレードが「XD S Package(2WD)」の23.2km/Lとなります。

 ハイブリッド車が主流となるなかで、独自のディーゼル技術を活かしたCX-3はハイブリッドなみの燃費を誇るようです。

残すは2台。 話題のヤリスクロスは何位になるのか?

●第2位 トヨタ「C-HR」 
 
 トヨタのコンパクトSUVとして2016年に登場したのが「C-HR」です。

 SUVとしては珍しく、走行性能や乗り味などの走りを意識したモデルで、パワートレインは、1.2リッターのガソリン車(2WD/4WD)と1.8リッターハイブリッド車(2WD)を設定しています。

 そのなかで、25.8km/Lという良い燃費数値なのが「HYBRID S」、「HYBRID G」というふたつのグレードです。

 直近では、2019年10月18日にマイナーチェンジをおこない、1.2リッターガソリンターボ車に6速MT仕様や走りに特化したGR SPORTグレードなどが追加されました。

 最近では、同じトヨタの「ライズ」や「ヤリスクロス」に押され気味のC-HRですが、独自の個性は現在も変わらず、一定数の販売台数を維持し、国産SUVではまだまだ上位に位置しています。

●第1位 トヨタ「ヤリスクロス」 
 
 トヨタが2020年8月31日に発売した「ヤリスクロス」。同社コンパクトカー「ヤリス」と同じプラットフォームを採用している最新のコンパクトSUVです。

 搭載されるパワートレインは、1.5リッターガソリンエンジンと1.5リッターガソリンエンジン+モーターのハイブリッドの2種類で、それぞれに2WDと4WDが設定されます。

 ハイブリッド仕様は、SUVの常識を超えたクラス世界トップレベルとなるWLTCモード30.8km/L(2WDのHYBRID X)を実現。

 これまでの「SUVの燃費はあまり良くない」というイメージを大きく覆すこととなりました。なお、ヤリスは世界トップクラスの36.0km/Lと、ヤリスシリーズ自体がこれまでの常識を覆したことは、新たなるステージの幕開けかもしれません。