ルノー・ジャポンは2020年10月15日、Bセグメントハッチバック「ルーテシア」をフルモデルチェンジし同年11月6日から販売することを発表した。

ボディサイズ先代よりコンパクトになったが室内空間は拡大

 ルノー・ジャポンは2020年10月15日、Bセグメントハッチバック「ルーテシア」をフルモデルチェンジし、同年11月6日から発売することを発表した。

 車両価格は、ベースグレードの「ゼン」が236万9000円(消費税込、以下同)、「インテンス」が256万9000円、「インテンス テックパック」が276万9000円となる。

 ルーテシア(欧州名:クリオ)は1990年の発売以来、シリーズ累計で1500万台を販売し、これまで2度の欧州カー・オブ・ザ・イヤーを獲得したBセグメントハッチバックの代表的モデル。

 世界中でもっとも多く販売されたルノー車でもあり、昨年2019年はヨーロッパでの販売台数1位という人気モデルだ。今回日本で登場した新型で、5世代目となる。

 ボディサイズは全長4075mm×全幅1725mm×全高1470mm、ホイールベースは2585mm。ルノー・日産・三菱のアライアンスにより新設計されたモジュラープラットフォーム「CMF-B」を初めて採用したモデルとなる。

 先代ルーテシアと比較し、全長でマイナス20mm、全幅でマイナス25mm、全高でプラス25mm、ホイールベースでマイナス15mmとコンパクトになったものの、先代モデルよりも広い室内空間を実現。ラゲッジルームも、先代の330リッターから、新型はクラス最大級の391リッターを実現している。

 この最新プラットフォームは、先代モデルのものよりも約50kg軽量化しながら高い剛性を持ち、しなやかなサスペンションの動きやハンドリングの正確さを引き出すという。

 パワートレインはルノー・日産・三菱のアライアンスにより開発された、新開発の1.3リッター直噴ターボ。最高出力131ps、最大トルク240Nmを発揮する。

 組み合わされるトランスミッションは、パドルシフトを備えた7EDC(7速DCT)。湿式デュアルクラッチを備えたDCTは、先代モデルの6段から新たに7段に多段化されている。WLTCモード燃費は17.0km/Lだ。

 先進の運転支援システムも充実している。インテンス テックパックに標準採用の「ハイウェイ&トラフィックジャムアシスト」は、高速道路などを走行する際に、アダプディブクルーズコントロール(ストップ&ゴー機能付き)とレーンセンタリングアシストを組み合わせ、運転をサポートするシステムだ。その他360度カメラやオートハイ/ロービーム、パーキングセンサーなども装備される。

 予防安全技術では、歩行者・自転車検知機能付き衝突被害軽減ブレーキ、後側方車両検知警報、車線逸脱警報、交通標識認識、前方車間距離警報などが標準装備される。

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 先代モデルで好評だった「LOVE」をテーマにする官能的なデザインをベースに、直線や精緻に作り込まれたディテールにより、スポーティさを表現する外観が特徴だ。ヘッドライトは100%LED化され、ルノーを象徴するCシェイプのデイタイムランプが装備されている。

 インテリアも進化している。従来のアナログディスプレイに代えて7インチデジタルパネルが採用されている。これはエンジン回転数や速度をデジタルディスプレイで表示、選択した運転モードに応じたイルミネーションカラーを反映するものだ。

 また7インチタッチスクリーンを搭載。スマートフォン用ミラーリング機能により、スマホ内のナビゲーション機能や音楽再生、通話機能が使用可能だ。

 標準装備されたルノー・マルチセンスは、7インチタッチスクリーンの操作で、My Sense/Sport/Ecoの3つの運転モードを選択可能になるというもの。これは運転モードに応じて、エンジンの出力特性やトランスミッション特性、電動パワーステアリングのアシスト力などを変更する。

 ルノーのデザイン担当上級副社長、ローレンス・ヴァン・デン・アッカー氏は、「先代モデルがヨーロッパでセグメント1位、全モデル中でも2位の販売台数を記録したモデルであったため、第5世代となるルノー新型ルーテシアは、我々にとって大変重要なモデルとなりました。

 ルーテシアはコンパクトカーの代名詞であり、新型は過去のモデルの優れた部分を引き継いでいます。先代ルーテシアのエクステリアデザインは、モデル末期にあってさえユーザーを魅了し続けていたので、我々は新型ルーテシアにはモダンさと優雅さを取り入れながらも、先代モデルのDNAは維持することにしました。インテリアは知覚品質が向上し、洗練され、そして最新テクノロジーが取り入れられ、まさに革命といえるほど大きく変わりました。いままでで最高のルーテシアです」とコメントしている。