ポルシェジャパンは2020年1月13日、ボクスターファミリーのデビュー25周年を記念したスペシャルアニバーサリーモデル「Boxster 25 Years(ボクスター25イヤーズ)」の予約受注を開始した。

400psを発生するボクスターGTS4.0用エンジンを搭載

 ポルシェジャパンは2020年1月13日、ボクスターファミリーのデビュー25周年を記念したスペシャルアニバーサリーモデル「Boxster 25 Years(ボクスター25イヤーズ)」の予約受注を開始した。

 全世界で1250台限定となるこの特別なモデルは、「718ボクスターGTS 4.0」をベースにしており、最高出力400psを発生する4リッター水平対向6気筒エンジンを搭載。1993年のデトロイトモーターショーでオープントップ2シーターにサクセスストーリーをもたらした「ボクスター コンセプトカー」から、数多くのデザイン特徴を引き継いでいる。

 1996年に、そのコンセプトカーの外観をほとんど変更せずに発売された市販車は、これまでに全世界で35万7000台以上を生産、現行モデルはその第4世代となる。

 ボクスター25イヤーズの特徴のひとつが、再解釈されたカラーのネオジムだ。これは銅のようなきらめく茶色で、フロントエプロン、モノバー付サイドエアインテーク、レタリング、ツートンカラーの20インチ軽合金製ホイールにこのカラーが使用されている。

 標準仕様のボクスター25イヤーズのボディカラーはGTシルバーメタリックだが、オプションでジェットブラックメタリックとキャララホワイトメタリックも用意される。

 インテリアにはボルドーレッド、コンバーチブルトップもレッドが組み合わされる。アルミニウム・インテリアパッケージ、14way電動調節機能付スポーツシート、“Boxster 25”ロゴ付ドアエントリーガード、およびレザー仕上げヒーテッドGTマルチファンクションスポーツステアリングホイールも標準装備される。

 ボクスター25イヤーズに搭載される、718ボクスターGTS 4.0用4リッター水平対向6気筒は、400psを発生する高回転型自然吸気エンジン。6速MTまたは7速PDK(DCT)と組み合わされ、0-100km/h加速は4.0秒(PDKと標準装備のスポーツクロノパッケージを組み合わせた場合)、最高速度は293km/hとなる。

 また車高を10mm低く設定するポルシェ アクティブサスペンションマネジメント(PASM)スポーツサスペンションや、機械式リミテッドスリップデファレンシャルとポルシェ トルクベクトリング(PTV)も標準装備に含まれる。

●ポルシェ「ボクスター25イヤーズ」車両価格(消費税込み)

・ボクスター25イヤーズ 6速MT 1226万円
・ボクスター25イヤーズ 7速PDK 1281万2000円

* * *

 ポルシェにとってボクスターは、1995年代なかばの困難な経済状況を脱する道を切り開き、モデル戦略の方向転換を示したという意味で、特別な存在になる。

 1996年8月に発売された市販モデルは、前年のモーターショーで登場したコンセプトカーとほとんど変わらないスタイリングだった。996型911とフロントエンドを共有した初代ボクスターは、真のポルシェとして人気を博す。

 水平6気筒エンジンは当初は2.5リッターで204psを発揮、その後2.7リッターで220ps(後に228ps)となった。またボクスターSは3.2リッターで252ps(後に260ps)を発揮して登場した。

 2004年に登場した987世代は、ボクスターが240ps、ボクスターSは280psを発生。生産終了までに、最高出力は2.9リッターエンジンが255ps、3.4リッターエンジンが310psに達した。それまでのティプトロニックS(AT)は、この代でデュアルクラッチのPDKに代わった。

 2012年には981世代のボクスターを発表。直噴を備えた水平対向6気筒エンジンは、265psの2.7リッターと315psの3.4リッターからスタートしている。2014年4月には330psの「ボクスターGTS」が登場、さらに375psを発生する3.8リッターエンジン搭載の「ボクスタースパイダー」も登場した。

 現行型982世代のポルシェ718ボクスターは、2016年1月にデビュー。エンジンは水平対向4気筒ターボに代わった。2リッターエンジンは300psを発生、2.5リッターエンジンは350psを発生する。さらに365psの「718ボクスターGTS」も登場した。

 2019年なかばには420psを発生する4リッターエンジンを搭載するフラッグシップモデル「718ボクスタースパイダー」、同エンジンで400psの「718ボクスターGTS」が登場するなど、バリエーションを増やしている。