2011年12月に発売されたハイブリッド入門車といえる「アクア」。2021年で約10年の歳月が経ちますが、アクアの魅力とはどのような部分なのでしょうか。

まさに爆売れだったハイブリッド入門車「アクア」の魅力は?

 トヨタのハイブリッド専用車として、2011年12月に発売された「アクア」。2021年で約10年を迎えます。

 かつては、登録車販売台数でTOP3の常連だったアクアですが、ユーザーから見た良い/悪い部分とは、どのようなところなのでしょうか。

 トヨタのハイブリッド専用車「プリウス」の弟分として登場したアクアは、発売翌年となる2012年以降、手軽なハイブリッド車として絶大な人気を誇りました。

 2012年に年間2位の26万6567台を記録。2013年から2015年までは20万台超えを維持して1位を死守します。

 2016年には、前年にフルモデルチェンジしたプリウスの影響を受け、2位の16万8208台、2017年には前年に日産「ノート」のe-POWER仕様(ハイブリッド仕様)が登場したことで、3位の13万1615台となっています。

 2019年にはトヨタ「シエンタ」や「カローラ」などの勢いもあり5位の10万3803台と順位を落としました。

 そして、2020年には同年2月に「ヴィッツ」から「ヤリス」へと車名変更して登場した新型ヤリスや、そのライバルとなるホンダ「フィット」、SUV人気によるトヨタ「ライズ」など、さまざまなモデルが登場したことで、14位の5万9548台とアクアとして初の10万台を下回る結果となっています。

 これまでの新車市場では、モデルライフが古くなるにつれ、相対的にライバルなどが性能を刷新することもあり、販売台数を落としていく傾向にありますが、アクアに関しては、2019年まで年間10万台を死守するなど健闘していました。

 アクアはこれまでも商品力を維持するためのマイナーチェンジや改良を実施しています。

 最近では2020年8月に、上級グレードにアクセルとブレーキの踏み間違いやアクセルの踏み過ぎなどで起こる衝突被害の軽減に寄与する「インテリジェントクリアランスソナー[パーキングサポートブレーキ(静止物)]」を標準装備。

 ユーザーから長らく支持されてきたアクアですが、ユーザーからはどのようなイメージを持たれているのでしょうか。

 くるまのニュースでは、SNSにてアクアの「イメージや良い部分(満足)、悪い部分(不満)」に関するアンケートを実施しました。

 まず「良いイメージ」(複数回答/回答順)に関しては、次のような結果です。

 ・価格が安いコンパクトカー:50%
 ・ハイブリッド車としての入門編:66%
 ・デザインが良い:16.7%
 ・乗り心地が良い:8.3%
 ・SUV風グレード「クロスオーバー」が設定されて良かった:12.5%
 ・スポーティグレードの「GRスポーツ」が設定されて良かった:25%
 ・街中重視のため4WDの設定がない割り切りが良かった:8.3%

 アクアに対して良いイメージを持っているユーザーからのコメントでは、「とにかく燃費が良い」、「低燃費な部分が魅力」、「コストパフォーマンスの良さ」、「コンパクトな取り回し。無難なデザイン」、「愛らしさとスタイリッシュさを併せ持つデザイン」というものが挙げられています。

 一方で、「悪いイメージ」(複数回答/回答順)に関しては、次のような結果です。

 ・値段が割高なコンパクトカー:20.8%
 ・デザインが良くない:25%
 ・乗り心地が悪い:16.7%
 ・グレードの選択肢がもっと欲しかった:4.2%

 アクアに対して良いイメージを持っているユーザーからのコメントでは「4WDがない」、「パワーがない」、「室内が狭い」、「リアシートの居住性が悪い」といった、室内空間に関する声が多かったようです。

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 身近なハイブリッド車として、多くのユーザーに支持されてきたアクアですが、その立ち位置はヤリスのハイブリッド車に置き換わりつつあるようです。

 トヨタの販売店でも「アクアを発売当初に購入されたお客さまがヤリスのハイブリッド車に乗り換えるケースは多い」といいます。

 しかし、2021年にはアクアのフルモデルチェンジが噂されており、アクアの弱点でもあった室内空間の狭さを克服したモデルとして登場するといわれています。

 現行アクアが築いた身近なハイブリッド車という立ち位置が、次期型モデルではどのような変化を遂げるのか、気になる部分です。