トヨタの北米法人が、かつて862馬力を発揮するドリフト仕様の「カローラスポーツ」を制作していました。いったい、どんな特徴があるのでしょうか。

FFからFRへ駆動方式を変更! 862馬力の特別モデルとは

 トヨタは、「カローラスポーツ」に同社が開発した水素エンジンを搭載したレース車両を開発し、スーパー耐久シリーズ2021 Powered by Hankook 第3戦 NAPAC 富士SUPER TEC 24時間レース(2021年5月21日から23日)から「ORC ROOKIE Racing」の参戦車両として投入します。

 水素を燃料に用いた内燃機関のレース車両が実践投入されることになりますが、カローラスポーツ(欧州名:カローラハッチバック)はイギリスのTOYOTA GAZOO Racing UKによるイギリスツーリングカー選手権の参戦ベース車両にも用いられるなど、レース車としての素性にも注目されます。

 そんななか、トヨタのアメリカ法人がドリフト競技用車両として862馬力のカローラスポーツを開発していたというのですが、いったいどんな車両なのでしょうか。

 世界最大規模のカスタムカーショー「SEMAショー」で2018年に公開されたドリフト仕様のカローラスポーツは、ドリフト競技で有名なパパダキスレーシングとTRDが共同開発。

 2AR-FE型エンジンにターボチャージャーやNOS(ナイトラス・オキサイド・システム)を組み合わせ、862馬力(850hp)の最高出力を達成しました。

 ブレーキはストップテック、ホイールはモテギレーシング、タイヤはネクセンが採用されています。

 さらに駆動方式がFFからFRへ変更されている点も、注目されるポイントです。

 チームマネージャーのスティーブン・パパダキス氏は当時、「前輪駆動車を後輪駆動にするのは簡単なことではありません。

 トランスミッションとドライブシャフトを通すトンネルを作るために、クルマの真ん中を切り離さなければなりませんでした」と説明しています。

 ボディには、パパダキスレーシングがデザインしたカスタムクォーターパネル、フェンダーフレア、サイドスカートを採用。外観まで過激に仕立てられています。

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 ベース車の段階でスポーティな外観が特徴的なカローラスポーツですが、レース仕様へカスタムされたカローラスポーツもまた魅力的といえるでしょう。