ドイツの新興EVメーカー「エレクトリックブランズ」が発売予定の新型「eBussy」は、あらゆるものがユニット化されており、ボディタイプや航続距離、ハンドル位置まで変えられる変幻自在のクルマです。

変幻自在の軽トラサイズEV 「eBussy」

 ドイツの新興EVメーカー・エレクトリックブランズは、2021年7月7日に自社開発のクルマである「eBussy」をワールドプレミア予定です。eBussyとは、どのようなクルマなのでしょうか。

 eBussy は「Not a car but more」をコンセプトに作られたクルマです。

「レゴの原理(ブロックのように組み合わせる)」に基づいて開発されており、シャシや車両後部(運転席列より後ろ)、バッテリーなどあらゆるものをユニット化、さまざまな組み合わせを選ぶことにより、2シャシで10種類のボディタイプを選べ、航続距離も変えられる変幻自在のクルマです。

 ベースとなるシャシには、2種類あり、アスファルト道路の走行を想定された「スタンダード」とオフロード走行を想定された最低地上高がスタンダードの2倍高い「オフロード」が選べます。

 このシャシの上に載せる車両後部のユニットには、通常の客室やキャンピングカー仕様の客室、クローズドの荷台、オープントップの荷台など多数あります。

 これを組み合わせることで、さまざまなボディタイプに変化させることができかつ、交換も迅速にできるため、仕事の際はトラック、プライベートではミニバン、キャンプに行くときはキャンピングカー仕様といったように変化させることができます。

 ドライブバイワイヤにより実現した「ファンクショナルダッシュボード」と呼ばれるハンドルやアクセルペダルなど操縦系統の位置を左、真ん中、右と気軽に変えることができるシステムを搭載しています。

 バッテリーもユニット化されているため、バッテリー容量も変化させることができ、10kwから30kwまでのバッテリーを選ぶことができます。

 ボディタイプやバッテリーの量をさまざまに設定できるため航続距離も200kmから800kmとかなり幅が広い設定となっております。

 ボディサイズは、全長3650mm×全幅1640mm×全高1890mm-2040mmと日本の軽トラであるダイハツ「ハイゼットトラック」より少し大きいくらいのサイズ。

 パワートレインは、モータで4輪駆動、最高出力は20馬力、最高速度は90km/h、最大トルク1342Nmを発揮します。
 
 価格は1万5800 ユーロ(約208万円)からで、オフロードシャシにキャンプモジュールを積んだキャンピングカー仕様で2万8800ユーロ(約380万円)です。

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 eBussyの生産開始は2021年12月を予定しており、ドイツやオーストリア、スイス、イギリス、イタリア、スペインなどヨーロッパの国々16か国で販売予定です。

 そのほかの国々への輸出は順次となっており、大柄なクルマが多い新興メーカーのEVのなかで比較的小さいeBussyの今後の展開に期待がかかります。