2021年6月29日、ナイル株式会社から「あおり運転等についての意識調査」の調査結果が発表されました。あおり運転厳罰化から1年、あおり運転に対する意識はどのように変化したのでしょうか。

「他人の運転に変化を感じない」という回答が74.7%! あおり運転等についての意識調査

 2020年6月30日に改正道路交通法が施行され、「急な割り込み」「不要な急ブレーキ」「車間距離の不保持」など10項目が「あおり運転」と定義化、3年以下の懲役又は50万円以下の罰金という罰則が適用されることになりました。

 施行から1年たった2021年6月、運転者の意識やまわりの運転の状況にはどのような変化があったのでしょうか。

 改正道路交通法であおり運転が定義され罰則が設けられるようになってから約1年となる2021年6月29日、ナイル株式会社から「あおり運転等についての意識調査」の調査結果が発表されました。

 本調査は、2021年6月6日から6月16日の間に、車をよく運転する全国の男女1180人を対象に「あおり運転」などについての意識調査をおこなったものです。

「2020年6月30日の改正道路交通法施行後、他人の運転に変化は感じますか?」という質問に対し、「変化を感じない」という回答が74.7%、「変化を感じる」が25.3%という結果になりました。

 また「変化を感じた」という25.3%の人に、「どんな経験から変化を感じたか」を聞いたところ、「実際あおる人が減ったように思う」「危機を感じなくなった」「普段あおられていたところでそれがなくなった」など「あおり運転と感じる頻度の減少」が28.1%でもっとも多く、「割り込みが少なくなった」「荒い運転を見る回数が減った」など「危険な運転をする車の減少」が21.2%、続いて「車間距離を気にした運転の増加」が17.1%となりました。

 同じく「変化を感じた」人に、「ご自身は以前と比べて安全運転を意識するようになったかどうか」を聞いたところ、「意識するようになった」と回答した方は94.6%、「特に意識は変わっていない」は5.4%という結果になり、他人の運転が変わったと感じている人のほとんどは自分自身も、より一層安全運転を心がけるようになったことがわかりました。

 逆に「他人の運転に変化を感じない」と回答した74.7%の人に、どんな経験から変化がないと感じているかを聞いたところ、「あおり運転や危険な運転を見かけるから」という人が40.3%で最多となり、続いて「そもそもあおり運転をされた経験がない」18.9%、「ニュース報道を見るから」が9.1%という結果になりました。

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 今回の調査では、改正道路交通法が施行されて、多くの人がより安全運転を心掛けるようになった一方で、あおり運転行為をしている人があまり減っていないと感じている人も一定数いるという結果になりました。

 あおり運転は厳しい罰則があるだけでなく、重大な事故につながる危険な行為です。心と時間に余裕を持ち安全な運転を心がけるようにしましょう。