2021年7月、ホンダのF1快進撃が止まりませんが、かつてホンダが販売していた「S2000」にF1関連の特別な1台が設定されていました。どのようなモデルなのでしょうか。

欧州限定50台の「S2000」とは

 ホンダを代表するスポーツカーのひとつとして「S2000」が挙げられます。
 
 1999年から2009年まで発売されたS2000ですが、中古車市場では年々価格が高騰しており、イタリアでは1000万円を超えるモデルが販売されているといいます。どのようなモデルなのでしょうか。

 ホンダのオープンFRスポーツとなるS2000は1999年に同社の創立50周年記念車として登場しました。

 ホンダ車の多くはFF車が主流でしたが、S2000は専用FRシャシを採用していたほか、9000回転のレッドゾーンを誇るエンジンなど、さまざまな部分が専用開発されたホンダ渾身のスポーツカーです。

 2020年6月26日には「S2000 20th Anniversary」と題した純正アクセサリーパーツが発売され、再びS2000に注目が集まりました。

 元々、この純正アクセサリーパーツは2020年1月に開催された東京オートサロン2020で、「S2000 20th Anniversary Prototype(S2000 20th アニバーサリー プロトタイプ)」として世界初披露されていたモデルの市販仕様です。

 このように、発売から20年以上、そして発売終了から10年以上経ったS2000の復刻パーツが発売されるほど、今なお高い人気を誇っています。

 最近では、中古車市場にて1000万円を超えるモデルも登場。なかでも、イタリアで販売されている2007年式は特別な1台だといいます。

 そのS2000は、過去にボローニャモーターショーでホンダがお披露目した特別仕様車「S2000 Special Edition RJ」(以下、RJ)です。

 「RJ」は、ホンダのF1ドライバーだったルーベンス・バリチェロ氏とジェンソン・バトン氏の頭文字を取った特別仕様車で2007年に欧州向けとして50台限定生産されました。

 ボディカラーはホワイトのみとなり、インテリアはブラックレザーインテリアに加えて、オーディオカバーには記念プレートに両氏のサインが施されています。

 また、追加装備としてハードトップ、GPSナビゲーションを標準装備していました。

 販売されているRJの走行距離は2000kmと、ほとんど走っていない個体で、欧州仕様のため左ハンドルです。

 2021年7月時点の現地販売価格は7万8000ユーロ(約1027万円)となります。

 今後、S2000の希少価値が高まることで値段の変動も予想されますが、ルーベンス・バリチェロ氏とジェンソン・バトン氏のサインが入ったこのRJはホンダファンならたまらない1台かもしれません。