近年、高級ミニバン市場においてダントツといえる売れ行きをみせているのがトヨタ「アルファード」ですが、じつはトヨタ「ヴェルファイア」という姉妹車が存在するほか、アルファードをベースとするレクサス「LM」が海外で販売されています。それぞれ、どんなモデルなのでしょうか。

レクサスに「アルファード」ベースの超高級車が存在! どんなモデル?

 日本自動車販売協会連合会が発表した2021年上半期(1月から6月)の登録車販売台数ランキングにおいて、トヨタの高級ミニバン「アルファード」は3位にランクインする(販売台数:5万6778台)など、近年好調なセールスを記録しています。

 一方、姉妹車の「ヴェルファイア」は46位(販売台数:4845台)と低迷するほか、海外専売車としてアルファードをベースにしたレクサス「LM」も存在。

 それぞれ、どんなモデルなのでしょうか。

 アルファードは、2002年に初代モデルが発売されたモデルで、当初は販売チャネル別にトヨペット店扱いの「アルファードG」、トヨタビスタ店(現ネッツ店)扱いの「アルファードV」がラインナップされました。

 そしてアルファードGは2008年に2代目モデル(アルファード)へ刷新されましたが、このときにアルファードVが改められ、独自の内外装によりネッツ店扱いの新たな姉妹車として登場したのが、初代ヴェルファイアです。

 トヨタは両車のフロントフェイスの違いについて、アルファードは「上品かつ洗練されたデザイン」、ヴェルファイアは「力強く先進的なデザイン」を追求したと説明。その後、2015年に現行モデルとなる3代目アルファード/2代目ヴェルファイアが登場しました。

 3代目アルファード/2代目ヴェルファイアの売れ行きについて、当初は2代目ヴェルファイアの方が好調だったものの、2017年にマイナーチェンジがおこなわれ、両者ともにフロントフェイスが変わるなどの変更を受けました。

 このマイナーチェンジの時期と前後して両者の販売台数が逆転。またトヨタは全車種全店併売化を2020年5月から全国で展開しましたが、この取り組みも知名度の高いアルファードに有利に働いたといわれています。

 トヨタの高級ミニバン間で売れ行きに大きな差がつき、話題となっただけでなく、ホンダ「オデッセイ」(2021年上半期販売台数ランキング:34位)や日産「エルグランド」(2021年上半期販売台数ランキング:50位圏外)といった他社の高級ミニバンと比べても、現行アルファードの売れ行きは圧倒的だといえる状況です。

 そんななか、中国をはじめとした海外市場では、3代目アルファードをベースとしたLMがレクサスブランドから販売されています。

 LMは、レクサス車共通のファミリーフェイス「スピンドルグリル」を採用するほか、Bピラー周辺をはじめ、随所でレクサスらしいデザインを主張。

 2021年現在、ブランド内で唯一のスライドドア車となりますが、高級ブランドのレクサスらしい世界観が演出されています。

 もし、LMが日本にも導入されたら、注目を集めるのは間違いないといえるでしょう。

 それではここでクイズです。

 LMという名前はふたつの英単語の頭文字から取られていますが、ではMは何の頭文字から取られているでしょうか。

【1】ミニバン

【2】マキシマム

【3】マルチパーパス

【4】ムーバー

※ ※ ※

 正解は【4】の「ムーバー」です。

 レクサスによると、Lは「ラグジュアリー(Luxury)」の頭文字から、そしてMは「ムーバー(Mover)」から取られています。

※クイズの出典元:カーデイズ