2021年4月の上海モーターショーでは、トヨタ「クラウン」のバッジを付けた「クラウンクルーガー」と「クラウンヴェルファイア」が登場し、中国で発売されます。日本でクラウンといえば伝統あるセダンという位置づけですが、クラウンブランドのSUVやミニバンの登場に日本のユーザーはどう感じたのでしょうか。

中国で「クラウンクルーガー」と「クラウンヴェルファイア」発売へ

 2021年4月に中国で開催された上海モーターショーでは、クラウンの冠を与えられたSUV「クラウンクルーガー」とミニバン「クラウンヴェルファイア」を発表。トヨタの中国における合弁会社の一汽トヨタから発売されます。

 クラウンはトヨタが誇る高級セダンであり、長い歴史を持つクルマのひとつです。海外のこととはいえ、伝統あるクラウンのバッジを付けたSUVやミニバンの登場に驚いた人もいたでしょう。

 ちなみに、「クルーガー」はかつてトヨタが日本でも販売していた3列シートSUVで、現在は「ハイランダー」として海外で進化(一部市場ではクルーガー名を継続して販売)。「ヴェルファイア」は、「アルファード」の兄弟車で日本国内でも販売されている高級ミニバンです。

 今回、クラウンブランドの新モデルについて、SNSユーザーにアンケートを実施しました。

 まず、「中国でクラウンの名を冠したSUVとミニバンが登場しました。どちらがカッコ良いと思いますか?」という質問では、クラウンクルーガーと回答した人が24.9%、クラウンヴェルファイアと回答した人が6.3%という結果になりましたが、68.8%の人は「どちらもカッコ良いと思わない」を選択しました。

 また、「中国でクラウンブランドのSUVとミニバンが登場したことについてはどう思いますか?」という質問に対しても、「クラウンは日本のセダンであって欲しかった」「日本専用車であるクラウンの名前を中国で使用することに違和感を覚える」「クラウンはクラウンであるべき。ほかの車種の冠にしないでほしい」という意見が多くありました。

 やはり日本人にとってのクラウンはセダンのクラウンであって、SUVやミニバンは似つかわしくないということのようです。

「近年セダンの人気が低迷していますが、それについてはどう思いますか?」ということについても聞いてみたところ、次のような意見がありました。

・単純に魅力的なセダンがないから売れないのだと思う
・仕方ないことかもしれないけど、ちょっと寂しい
・高齢者がセダンを買う印象があります。逆に高齢者が欲しいセダンを作ってみては?
・外車は魅力的なモデルを出し続けている。SUVが売れるから、SUVに傾倒し開発しているようでは、良いセダンは出来ないだろう

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 かつてはクルマの基本形といえばセダンでしたが、SUVやミニバン、軽自動車など、さまざまなジャンルのクルマが登場したことで、セダンが少数派になってしまいました。

 歴史あるクラウンといってもこの流れには逆らえず、2020年末に「セダンとしてのクラウンが終了し、次期モデルはクロスオーバー化する」という報道が流れるなど、クラウンの今後の展開が注目されます。