SNSでは、道路の制限速度を表す表示が「300km」になっている投稿が話題となっています。どのような標識なのでしょうか。

制限時速300km!? 新幹線でも走れない制限速度が設定された道路とは

 道路の路面上には、オレンジ色の数字で書かれた速度を制限する規制標示が書かれていますが、SNSでは制限速度が300kmにしか見えない規制標示が投稿され、SNSで話題となっています。

 道路を走行する際は、道路交通法で最高速度や最低速度が定められており、それは法定速度と名付けられています。
 
 法定速度は、道路標識や路面表示よってその道路の状況に合わせて規制されています。

 例えば一般道での法定最高速度は、クルマなら60km/h、原動機付自転車なら30km/hです。

 そんななか、SNSでは思わずアクセルを全開にしてしまいそうな路面表示が話題となっています。

 投稿者は、「アイキッド(ザ・リーサルウェポンズ)(@aikikiyohisa)さん」で、2021年6月19日に「思わずスロットル全開にしかけた」というツイートともに、オレンジ色で書かれた路面表示が300と書かれたように見える写真を投稿し、2021年7月15日現在では、2.5万件リツイート、11万9000件のいいね数が付けられました。

 写真を見ると路側帯を外側に大きく広げる工事がおこなわれたあとで、制限速度の表示も新しく描き直されています。

 ただ、古い表示がしっかり消されていないために、本来の制限速度「30」ではなく「300」に見えてしまっています。

 アイキッドさんの写真をみた人達からは、「スーパーカー専用道路ですね」「ドイツのアウトバーンが浮かびました」「新幹線並みのスピードですよ!」といったように、300km制限という数字に驚きの声が多く寄せられています。

 投稿者である、アイキッドさんは、この標示を見つけた経緯や感想などについて、以下のように話します。

「この場所に用事があって、実際の場所である都内の中野区鷺ノ宮周辺を原付で走行していたところ、この標示を見つけました。

 思わずスロットルを握り込みかけましたが、原付バイクは49ccで30km/hしか出せないことを思い出し、肝を冷やしました」

 また、引用されたツイートのなかには、「これ、一般道の最高速は時速60キロというのは大前提だから、書いてある通りに300キロとか出したら捕まるんだろうけど、50キロ位で捕まったときに『標示が不適正だった』ことが反論として通るのかな」。

「これ、ここでスピード違反で捕まっても、この道路の数字見せたら見逃してくれそうだな」といったように、標示に書いてある以上は違反にならないのではないかという疑問を呈している人もいます。

 では、道路の規制標示が間違っているような場所での検挙に関して、警察はどのように対処するのでしょうか。

 都内の警察署交通課担当者は、以下のように話します。

「明らかに誤認するような標識が実在するようであれば、その場で検挙できるかどうかは分かりません。判断に困ってしまう場合があると思います。

 ただ、そのような情報があれば警察にすぐに連絡が入り、市役所と連携して是正する体制となっています。

 そのため、仮にそのような道路があったとしても、道路交通法には安全運転義務が定められているので、他人に危害を与えないよう、安全運転に徹したうえで警察までお知らせください」

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 道路上の速度に関しては、道路標識などで制限されていますが、ドライバーには安全を意識した運転が望まれるため、明らかな表示に関しては違反行為となるようです。