最近では、ETCの利用率が9割を超えるほどとなっています。しかし、現金ユーザーや借りたクルマでETCカードを持っていない場合、現金レーンを通行することになりますが、万が一ETC専用レーンに誤進入した場合はどうすればいいのでしょうか。

料金所が無人になったとき、ETC非搭載のクルマはどうすれば良い?

 ETCが全国に普及して20年以上。最近では、国土交通省によりETCの専用化も検討されています。
 
 最近では、新型コロナウイルス感染症の影響によって、ETCのみの料金所が運用される場合もあります。そうしたなかで、ETCを搭載していないクルマはどのように通行すれば良いのでしょうか。

 国土交通省によると、2021年5月時点のETC利用率は93.2%(671万台/日)となり、いまやETCは9割を超えるなど定着した料金支払システムです。

 最近では、国土交通省がETC専用化等による料金所のキャッシュレス化・タッチレス化を推進する動きが報道されており、今後はETC専用レーンがさらに増えることが予想されます。
 
 そんななか、新型コロナ禍の2020年以降、料金所スタッフが新型コロナウイルスに感染し、一時的に料金所をETCレーンの無線通行のみで運用する事例が相次いで発生しています。

 直近のケースでは、2021年8月5日-18日まで東名高速道路の横浜青葉本線料金所が新型コロナの影響によりETCレーンの無線通行の車のみに限定した運用を実施しており、「誤って進入されたお客さまは、現地の誘導員の指示に従っていただきますようお願いいたします」と案内していました。

 このように、ETCを搭載していないクルマが料金所に進入した場合の対応について、NEXCO中日本の担当者は次のように説明しています。

「あくまで今回の横浜でクラスターが発生した場合ですが、料金所に誘導員を設置し、ETCが搭載されていないクルマが進入したときにチラシを配布して後日支払いに来ていただく流れで対応しました」

 また、同じく8月には首都高速道路の一部の料金所で新型コロナウイルスの感染クラスターが発生し、複数の料金所で一時的にETC専用レーンのみの運用となる事例があり、その際の対応について首都高速道路株式会社の広報担当者は以下のように話します。

「ETC無線通行以外でご利用のお客さまは、近傍のほかの料金所をご利用いただき、誤って進入された場合には、配置している誘導員の指示に従っていただくようお願いしています」

 また、料金所にもよりますが、料金精算機が設置されていれば、ETCのない車両でも料金所のスタッフなしで料金を支払うことができます。

 料金精算機では、音声ガイダンスや点滅表示で支払い方法が案内されるほか、万が一通行券を紛失したり、または入口料金所でETCが利用できなかったりなどのトラブルが起きた場合でも、精算機にある係員呼び出しボタンを押して係員の音声サポートを受けることができます。

※ ※ ※

 このように、ETC専用レーンに誤って進入した場合には、後退(バック)やUターンはせず、係員のインターホンによる案内の指示に従うことが大切です。