北米トヨタは、オフロードSUV「4ランナー」(2022年モデル)を発売しました。かつて日本でも販売されていた「ハイラックスサーフ」の後継にあたるモデルですが、最新モデルはどのような仕様なのでしょうか。

ロードチューンモデル「TRD スポーツ」追加

 トヨタの北米法人は、オフロードSUV「4ランナー」(2022年モデル)を2022年9月に発売しました。

 4ランナーは、40年近くにわたってトヨタの中心的存在であり、舗装路でも悪路でも性能を発揮するSUVとしてその地位を築いてきました。

 4ランナーはかつて日本で2009年まで販売されていた「ハイラックスサーフ」の後継モデルにあたり、現行モデルは5代目です。最大7人が乗車することが可能で、ファミリーカーとしての収納力や快適性を備えています。

 今回、トレイル志向の「TRD オフロード」と「TRD プロ」に加えて、ロードチューンモデルである「TRD スポーツ」を追加。

 TRD オフロードとTRD プログレードではあらゆる地形を走破するための機能や装備を備えているのに対して、TRD スポーツはオンロード性能を意識したエクステリアやサスペンションなどの専用装備を設定しています。

 TRD スポーツは、日常の快適性とロードダイナミクスを重視し、X-REAS(Cross-Linked Relative Absorber System)サスペンションを追加し、オンロードでのハンドリングを向上させました。

 さらに、TRD スポーツには2WDと2速トランスファーケースを備えたパートタイム4WDを設定。最低地上高は、2WDが9.0インチ(約22.8cm)、4WDで9.6インチ(約24.3cm)と十分な高さを確保しています。

 外観のデザインは、グリルやロッカーパネル、ボディモールにカラーアクセントを施し、TRDスタイルのフードスクープ、フロントスポイラー、ブラックのルーフレールなどを装備。

 内装は、ブラックのソフテックス製シートを採用し、前席にシートヒーターを追加しました。

 また、シートにはグレーのコントラストステッチが施され、フロントヘッドレストにはグレーのTRDステッチロゴが入るほか、TRDスポーツフロアマットやTRDシフトノブを標準装備することで、車内の雰囲気を一新しています。

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 4ランナーは270hpの4リッターV型6気筒エンジンを搭載。VVT-iがエンジンの動作範囲内でトルクを最適化することで、さまざまな走行条件での応答性を高めています。

 トランスミッションは5速ATで、マニュアルでのシフトチェンジが可能なシーケンシャルシフトモードを採用しました。

 さらに、4ランナーにはトウヒッチレシーバーとワイヤーハーネスが標準装備されており、最大5000ポンド(約2267kg)のトーイング性能を備えています。

 2022年モデルはSUVとしての性能が向上。従来モデルの多くのグレードに標準装備されていたLEDロービームとフォグランプに加えて、LEDハイビームが全車標準装備となりました。

 安全面においては、ブラインドスポットモニター+リアクロストラフィックアラートが、「SR5 プレミアム」、「TRD オフロード プレミアム」「TRD プロ」「リミテッド」に標準装備されます(TRD スポーツにはオプションパッケージの一部)

 加えて、全モデルに「リアオキュパンシーアラート」を追加。これは、クルマから降りる前に後部座席に子供やペットがいないか確認するようドライバーに促すシステムで、操作条件を満たした場合に作動します。

 さらに、「トヨタセーフティセンス P(TSS-P)」を全車標準搭載。

 歩行者検知機能付きプリコリジョンシステムやレーンディパーチャーアラート、オートマチックハイビーム、ハイスピードダイナミックレーダークルーズコントロールなど、先進の運転支援技術が備わります。

 TSS-Pに加えて、VSCとTRAC(4WDの場合はA-TRAC)など、トヨタのスターセーフティシステムが搭載されています。

 4ランナー 2022年モデルの価格は、3万7305ドルから5万2120ドル(約410万円から約573万円)です。