東京2020大会が2021年9月5日オリンピック・パラリンピックの全日程を終了して閉幕しました。では、東京都内や開催地周辺の交通看板はどのような手順で撤去されるのでしょうか。

東京2020大会も終盤?看板の撤去はいつおこなわれる?

 東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会(以下、東京2020大会)の開催に際して、円滑な交通を図るために東京都や関連地域に施行(設置)された規制や標識。
 
 大会の終了後には撤去されるようですが、膨大な量の看板や標識は、いつ誰がどのように撤去作業をおこなうのでしょうか。

 本来、2020年に予定されていた東京2020大会ですが、新型コロナウイルス感染症の蔓延により、オリンピックが2021年7月23日から8月8日、パラリンピックが8月24日から9月5日に延期となりました。

 そして、2021年9月5日にパラリンピックの競技最終日として、有明アリーナでバドミントン、国立代々木競技場で車椅子バスケットがおこなわれるとともに、オリンピックスタジアム(国立競技場)でパラリンピックの閉会式がおこなわれたことで、全日程が終了となったのです。

 今回、東京2020大会の開催にともない、2021年7月19日から8月9日、8月24日から9月5日には、首都高や首都圏の一般道路で交通規制がおこなわれました。

 例えば首都高では、交通規制や入り口の閉鎖に加え、6時から22時まで一般料金に1000円加算、深夜0時から4時までは半額にするなど、利用料金の変動性が導入されていました。

 また一般道路では、一部の道を通行止めにしたり、「大会関係車両等専用通行帯」を設定して大会関係車両だけが通行できる車線を設けたりと交通規制をおこなわれました。

 このように大会に関連した交通規制や料金政策を示すため、首都高や首都圏の一般道路など、あらゆる場所に臨時で看板や標識などが設置されています。

 交通規制などについては、パラリンピックが閉会式を迎える9月5日までとされていましたが、大会終了後には規制のために設置した看板や標識などは、どのように撤去されるのでしょうか。

 東京2020大会の運営に関する事業をおこなっている、公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会(以下:東京2020大会組織委員会)の担当者によると、高速道路と一般道路で撤去の仕方が異なるようです。

 高速道路の場合での看板や標識の撤去について、東京2020大会組織委員会の担当者は以下のように話します。

「高速道路に設置されているものは、道路を管理する高速道路会社へ依頼して撤去をおこないます。2021年9月9日以降撤去を開始し、年内に全箇所の撤去を完了する予定です」

 続いて、一般道路の場合について以下のように話します。

「一般道路における看板などは、東京2020大会組織委員会が管理しており、撤去については、設置と同様の施工会社に依頼をしておこなっています。

 一般道に設置されているものは各管理者の許可を得て、照明や電柱などに取り付けられているため、撤去の際には設置施設を傷つけないよう、また歩行者や一般交通への安全に十分配慮しながら作業を進めております」

 また、一般道路では、すでに競技が終了した会場の看板などは撤去が進められているようです。

 では、なぜ高速道路と一般道路では撤去作業が異なるのでしょうか。前出の担当者は以下のように話します。

「高速道路での撤去作業の際は、交通規制をおこなうことが求められます。

 そこで、ほかの工事と合わせて撤去作業をおこなうなど、高速道路利用者への負担が少なくなるように配慮して、看板の撤去を進めます」

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 このように高速道路と一般道路では、撤去の日程が異なるものの、遅くても年内で東京2020大会の看板はすべて撤去されることとなります。