独フォルクスワーゲン(VW)は2021年11月3日、VW初となる4ドアクーペSUVタイプの電気自動車(EV)、「ID.5」を世界初公開しました

VWのEV「ID.シリーズ」第3弾はクーペSUV

 独フォルクスワーゲン(VW)は2021年11月3日、VW初となる4ドアクーペSUVタイプの電気自動車(EV)、「ID.5」を世界初公開しました

 ID.5は、モジュラーエレクトリックドライブマトリックス(MEB)をベースにした電気自動車(EV)で、VWのEV「ID.シリーズ」としてはコンパクトハッチバックの「ID.3」、コンパクトSUVの「ID.4」に続く3車種目となります。

 エクステリアデザインはなめらかなラインを持ち、エレガントでスポーティなクーペSUVボディが特徴。空気抵抗係数(Cd値)は0.26(ID.5 GTXは0.27)と低く、フロントの冷却エアベントは最適な空気の流れを確保するために必要な場合のみ開くといいます。また短いオーバーハングと大径ホイール、テールゲート一体型リアスポイラーがスタイリッシュな印象を与えます。

 全長は4599mm(ID.4 GTXは4582mm)、ホイールベースは2766mmというボディサイズで、クーペSUVというスタイリングを持ちながら、SUVタイプの「ID.4」と比べて後席のヘッドルームはわずか12mm少ないだけといいます。また荷室容量は549リッターを確保しています。

 よりフラットな傾斜のAピラーはルーフラインにエレガントな流れを与え、リアエンドまで低さを保ちます。またリアスタイルでは、3DデザインのLEDコンビネーションランプが高級感を演出しています。

 ID.5はリアにモーターを備えた後輪駆動モデル、ID.5 GTXは前後アクスルにモーターを備えた4MOTION(4WD)モデルとなります。

 またヘッドライトにはマトリックスヘッドライト「IQ.LIGHT」を用意します。

 モーターのスペックなど詳細は明らかになっていませんが、フロントとリアにひとつずつモーターを備えた4WDで、航続可能距離は497kmと発表されています。

 GTXは、GTIやGTD、GTEの伝統を引き継ぎ、VWブランドの電動モビリティのスポーツ性を表しています。ID.シリーズでは「ID.4 GTX」に続く2番目のGTXモデルとなります。

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 ID.5 GTXの欧州での発売は2022年を予定しています。製造はドイツ・ツヴェッカウのVW工場で、100%グリーンエネルギーを使っているためカーボンニュートラルを実現しています。

 VWは電動モビリティに関してもっとも人気のあるブランドになることを目指しており、欧州におけるEVのシェアを2030年までにVWの販売台数の70%に増やすことを目標にしています。これは100万台以上のクルマに相当しています。

 また中国と北米では販売台数の50%以上をEVで占めるということを目標にしています。そのため毎年少なくとも1台の新型EVを市場に投入するといいます。

 これらにより、2050年までにVWはカーボンニュートラルになることを目指しているといいます。