2021年11月10日にトヨタのインドネシア法人が発表した新型ミニバン「ヴェロズ」。東南アジアを中心に展開されているもモデルですが、そのデザインやコンセプトから「SUVミニバン」ともいえる存在です。新型ヴェロズにはどのような特徴があるのでしょうか。

トヨタがインドネシアで発表したSUVミニバン新型ヴェロズ

 トヨタのインドネシア法人は、2021年11月10日に同市場で新型ミニバン「ヴェロズ」を発表しました。
 
 新型ヴェロズは、インドネシアで販売されているミニバンとなる新型「アバンザ」の上級かつスポーティ仕様ですが、どのような特徴があるのでしょうか。

 インドネシア市場で展開されるアバンザは、トヨタとダイハツの共同開発となる3列7人乗りのミニバンで、2004年から2011年に初代、2011年から2021年まで2代目が販売され、今回3代目へとフルモデルチェンジしました。

 一方のヴェロズは、2代目アバンザの登場に合わせて2011年に発売され、既存のミニバンデザインでは物足りないユーザー向けのスポーティなミニバンです。

 そうしたなかで、フルモデルチェンジを遂げた両者ですが、よりタフ顔なデザインを採用する新型ヴェロズとはどのミニバンなのでしょうか。

 新型ヴェロズのエクステリアは、大型フロントグリルとスキッドプレート、スタイリッシュなLEDヘッドライトを採用したことで、SUVのようなタフさや存在感を強調したデザインになっています。

 サイドでは、樹脂製サイドスカートでタフな印象があるほか、足元には16インチまたは17インチアルミホイールを装着。

 リアでは、最近流行っている横一文字リアコンビネーションランプや、フロントと同じようなスキッドプレートが採用されました。

 ボディサイズは全長4475mm×全幅1750mm×全高1700mm、ホイールベース2750mm、最低地上高205mmと、ミドルサイズミニバンながら最低地上高は本格的なSUV並を誇ってます。

 新型ヴェロズのSUV要素について、チーフエンジニアの藤林氏は「新型ヴェロズでは、近年のSUVトレンドを入れつつ、コンセプトを『プレミアムクロス』として先進的なデザインとしてSUV感を強調しています」と説明。

 インテリアは、水平基調のインパネや中央に配置されるディスプレイオーディオ、さらにブルーのアクセントカラーなどが洗練された室内空間を実現。さらに、電動パーキングや置くだけ充電なども備わっています。

 パワートレインは、1.5リッター直列4気筒エンジン(最高出力106馬力)に5速MTまたはCVTを組み合わせています。

 前出の藤林氏は走行性能などについて、次のように説明しています。

「新型ヴェロズの走りの面では、新開発のFFプラットホームとサスペンションを採用することで走る喜びを提供します。

 パワートレインは、高性能エンジンと新導入のCVTによりなめらかで最上級の走りを実現。さらに、クラストップレベルの燃費性能を誇ります」

 また、新型ヴェロズでは安全面において「Toyota Safety Sense」&「Advance Safety Features」を上級グレードに採用することで、レーダーによるプリクラッシュセーフティシステムを搭載しています。

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 インドネシア市場での新型ヴェロズのグレードは、「ベースグレード MT」「Q CVT」「Q CVT TSS」の3種類が存在。現地での価格は2億5120万ルピア(約201万円)から2億9150万ルピア(約234万円)です。