日本においてミニバンといえばスライドドアを採用しているモデルが一般的ですが、東南アジアではヒンジドアを採用しているモデルも多く存在します。そうしたなかで、トヨタは新型ミニバン「アバンザ」を発表しました。

世界初公開されたトヨタ新型「アバンザ」

 トヨタのインドネシア法人は2021年11月10日に新型ミニバン「アバンザ」を発表。
 
 アバンザは、ダイハツとの共同開発により2011年から販売されているヒンジドア式のミニバンですが、新型アバンザにはどのような特徴があるのでしょうか。

 インドネシアで生産されているアバンザは、同市場以外にマレーシア、フィリピンなど主に東南アジアで販売されている3列7人乗りモデルです。

 ダイハツ版モデルは「セニア」という名前で販売されています。

 アバンザのボディサイズは、先代が全長4190mm-4200mm×全幅1660mm×全高1695mmに対して、新型では全長4395mm×全幅1730mm×全高1665mm-1700mmと全長、全幅が大きく拡大しました。

 また、最低地上高は先代の200mmに対して新型アバンザは195mm-205mmと、スズキ「ジムニー」並を誇るなど、未舗装路が多い東南アジアの道路に適した仕様となっています。

 新型アバンザのエクステリアは、フロントではシャープなLEDヘッドライトと大きく開口されたグリルが存在感を示しています。

 リアは、スクエアな形状にリアコンビネーションランプとリフレクターを隅に配置することで、ワイドな印象を与えています。

 インテリアは、先代よりも質感が高まっているほか、1-3列シートを活用した「ロングソファモード」を採用しているため、家族とのさまざまな活動に対して広々とした室内空間を提供します。

 パワートレインは、先代と同様に1.3リッター直列4気筒ガソリンと1.5リッター直列4気筒ガソリンをラインナップ。

 トランスミッションは、先代が4速ATと5速MTでしたが新型アバンザではCVTと5速MTに変更されました。

 新型アバンザについて、チーフエンジニアの藤林氏は次のようにコメントしています。

「2004年に登場したアバンザはエントリーMPVとして市場を開拓。2代目はスタイリングやシートを使い勝手を向上しました。

 3代目となる新型アバンザは、初代のDNAを忠実に継承しながら車両の安定性や堅牢性を満たしつつ、お客さまにはお求めやすい価格を提供したモデルです」

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 インドネシア市場での価格は、先代が2億20万ルピア(約160万円)から2億3035万ルピア(約184万円)に対して新型アバンザは2億620万ルピア(約165万円)から2億6440万ルピア(約212万円)です。

 なお、新型アバンザに合わせてインドネシア市場ではスポーティ&高級仕様となる新型「ヴェロズ」も同時に発表されています。