高速道路を長距離にわたって走るとき、SAやPAはドライバーにとって欠かせない休憩施設です。そんなSAとPAは、実は設置間隔に目安があるといいます。どのくらいの間隔なのでしょうか。

SA・PAの設置間隔ってどのくらい?

 高速道路を長距離にわたって走るとき、安全運転のためにひと休みしたり、トイレに行ったりなど、休憩する必要があります。

 そこで欠かせないのがSAやPAですが、これらは実は設置間隔に目安があります。実際に、どれくらいの間隔で設置されているのでしょうか。

 NEXCO中日本の担当者は、「PAは約15km、SAは約50kmが目安となっています」と説明します。

 しかし一方で「最大でPAは約25km、SAは約100kmの間隔で設置することも可能です」と話すように、前述の間隔はあくまでも目安といえます。

 では、なぜこの間隔でSAやPAが設けられているのでしょうか。その理由について、前出の担当者は以下のように話します。

「この設置間隔は、お客さまの休憩室への立ち寄り状況やその道路の特徴を考慮した上で、目安を基準に決めています。SA・PAの間隔が近いと建設費も手間もかかるため、お客さまが満足できる快適な距離感を意識した場合、PAは約15km、SAは約50kmが目安となりました」

 では、SAとPAは設置間隔こそ異なりますが、それ以外では具体的に何が違うのでしょうか。

そもそもSAとPAの違いって?

 一般的に「SAは豪華な場所」「PAは(SAに比べて)簡素な場所」というようなイメージがありますが、SAとPAの使い分けに基準や目安はあるのでしょうか。

 国土交通省は、SAとPAについて「高速道路の休憩施設は、提供するサービスの内容、休憩施設相互の位置関係によりSAとPAを区分している」と説明しています。

 また、NEXCO東日本は全国の高速道路情報サイト「ドラぷら」で、SAについては「人と車が必要としているサービスを提供できる休憩施設」、PAについては「ドライバーの皆さんの疲れや緊張をとるためのサービスを提供している休憩施設」と解説しています。

 この2つの説明を読むとSAとPAは、サービスの内容に違いがあるようですが、明確な区別は実際にはなされていないようです。

 とはいえ多くの場合、SAにはガソリンスタンドやレストランなどが設置されており、さらに、わざわざ行きたくなる「目的地」になっている人気スポットもあります。

 一方でPAは、ガソリンスタンドや売店がない場所も多く、あくまで休憩場所という位置付けのものが少なくありません。

 しかし、レストランやガソリンスタンドのないSAや、一方で売店が充実しているPAなどもあるため、やはり一概に区別することは難しいといえるでしょう。

 例えば関越道上りの三芳PA(埼玉県三芳町)は、東京へ向かうクルマにとって最後のPAで立ち寄る人も多いため、PAでありながら飲食店やみやげ店、ガソリンスタンドなど、施設やサービスが非常に充実しています。

 しかし、NEXCO東日本によると、開通後にSAやPAの施設内容やサービス内容が変更されたからといって、名称がSAからPAに変わったり、PAからSAに変わったりすることはないとのこと。

 SAであってもPAであっても、その高速道路の利用状況、立ち寄り状況などを踏まえて、サービスや施設、出店内容などは臨機応変に変わるといいます。

 このように、高速道路のSAやPAは、ニーズに合わせて設置間隔やサービス内容が柔軟に変更されていることが分かります。

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 遊園地が併設されている伊勢湾岸道の刈谷PA(刈谷ハイウェイオアシス、愛知県刈谷市)など、全国各地のSA・PAの中には、休憩で立ち寄るという本来の目的に加え、レジャー・観光として楽しめる施設も増えています。

 高速道路を利用する際は、そのSAやPAにしかない魅力を探しに立ち寄ってみるのも良いかもしれません。