ベントレーの高級SUV「ベンテイガ」のホイールベースを180mm延長した新型モデル「ベンテイガEWB」が世界初公開されました。市場導入は2022年第4四半期を予定しています。

180mm延長したボディでも小回り性能は標準ボディより良い

 英ベントレーは2022年5月10日、高級SUV「Bentayga(ベンテイガ)」のロング版、「Bentayga Extended Wheelbase(ベンテイガ エクステンデッド ホイールベース=EWB)」を世界初公開しました。

 ベンテイガは2015年に登場したベントレー初のSUVで、2016年に日本で発表されたモデルです。登場以来、ベントレーとしては記録的な販売を達成し、2021年は全世界で1万4659台と前年より31%増加。ベントレー全体の販売台数のうち、3分の1を占める人気モデルとなっています。

 今回登場したベンテイガEWBは、このベンテイガをベースに180mm延長。ホイールベースは2995mmから3175mmに伸び、全長は5322mmとなっています。

 2020年に生産を終了した「ミュルザンヌ」に代わるフラッグシップモデルと位置づけられています。

 アンダーボディやサイドパネル、ドア、ルーフの変更により、伸びやかなボディラインでスタイリッシュにデザインされています。またベントレーで初めて、パワークロージングドアを採用しています。

 ボディの延長は後席のさらなる居住性向上に使われます。他のライバルSUVよりも、後席レッグルームは40mm以上余裕があるといいます。

 後席は航空機の座席のような2座シート、3座のベンチシート、そして小さなジャンプシートを配置した「4+1」という後席のバリエーションがありますが、3列シートは用意されません。

 ベントレー独特のダイヤモンドキルティングをあしらったシートは、現代的な新しいデザインに変更、より高級感を増しています。

 また、乗員の体温や表面湿度を感知することで温度や風量を調節し、快適性を高める「シートオートクライメート」や、「シートすべて」、「ツイスト」、「背もたれのみ」を選べるマッサージ機能、さらに2座仕様では最大40度のリクライニングや、クッションと背もたれ調整、クッションの延長、電動ヘッドレストの高さ調整、助手席の後ろに展開可能なフットレストが追加されています。

 さらに助手席を前方に移動する「VIPモード」にすることも可能です。

 搭載するエンジンは550馬力・770Nmを発生する4リッターV型8気筒ツインターボエンジンです。トランスミッションは8速ATが組み合わされ、最高速度は290km/h、0−100km/h加速は4.6秒というスーパーカー並のパフォーマンスを発揮します。

 延長したボディに合わせ、後輪操舵「オールホイールステアリング」を採用しています。これにより回転サークルは11.8mと、標準のベンテイガより7%小さい小回り性能を実現しています。

 ベントレーEWBは、2022年第4四半期に欧州市場に導入される予定です。日本での展開や価格などはまだ発表されていません。