注目の電気自動車(EV)、VW「ID.バズ」のプリセールスが欧州で開始されます。まず登場するのはハイスペックバージョンで、航続可能距離は最大421kmとなるといいます。

5人乗り「ID.バズ」と3人乗りバン「ID.バズ カーゴ」の2種類

 独フォルクスワーゲン(VW)は、2022年5月20日からドイツとほとんどのヨーロッパ市場で「ID‥BUZZ(ID.バズ)」および「ID.BUZZ CARGO(ID.バズ カーゴ)」のプリセールスを開始すると発表しました。

 ID.バズは、2017年1月に開催された北米国際自動車ショー(NAIAS=デトロイトショー)でコンセプトモデルが世界初公開されたフルEVで、VWグループのEV向けモジュラープラットフォーム「MEB」を採用しています。

 1950年に初代モデルが発売され、日本では「ワーゲンバス」、米国では「マイクロバス」、欧州では「ブリー」の愛称で親しまれる往年の名車、「タイプII」をデザインモチーフとして採用したコンセプトモデルのデザインを製品バージョンに忠実に再現したことも注目です。

 ラインナップは5人乗りの「ID.バズ」のほか、3人乗り商用車の「ID.バズ カーゴ」の2種類があり、標準ホイールベース(2988mm)バージョンが登場します。全長4711mm×全幅1985mm×全高1937mmというボディサイズになります。

 最初に市場導入されるのは、ハイスペック・プロバージョンとなり、204馬力・310Nmを発生するモーターと77kWhのリチウムイオンバッテリーを搭載します。

 これにより、航続距離は最大421km(ID.バズ カーゴは424km)となります。最大170kWの急速充電器に対応、この場合はバッテリー残量5%から80%まで充電するのに30分でおこないます。

 ID.バズのドイツでの車両価格は6万4581.30ユーロ(日本円で約872万円。19%の独付加価値税VAT込、以下同)、ID.バズ カーゴは5万4430.60ユーロ(約735万円)です。ドイツでの環境補助金は最大7500ユーロ(約101万円)で、さらに10年間の車両税免除がおこなわれます。