6代目にモデルチェンジしたホンダ新型「ステップワゴン」には、車中泊に欠かせない新機能が備わります。実際に寝て試してみることにしました。

編集部員が新型ステップワゴンに寝転んで試してみた

 いま話題の「車中泊」をするには、まず何を用意する必要があるのでしょうか。
 
 2022年5月26日に発表されたホンダ新型「ステップワゴン」をベースに、快適な車中泊を実現するための方法を考えてみました。

 ホンダは、ミディアムクラスのミニバン「ステップワゴン」をフルモデルチェンジしました。

 ライバルのトヨタ「ノア/ヴォクシー」や日産「セレナ」も含め、ファミリーカーとして新型ミニバンを検討している人には、「車中泊」を試してみたいと考えている人もいるでしょう。

 新型ステップワゴンで実際に寝転んでみて寝心地を確かめるとともに、車中泊に必要なアイテムについて探ってみました。

 まずは就寝するための“ベッド”を確保する必要があります。

 ミニバンには3列のシートが配置されています。そのうちの少なくとも前後2列分を倒し、1つのベッドのように一体で倒せばOKです。

 ただし近年流行りのキャプテンシート車は、車中泊に不向きなレイアウトです。

 キャプテンシートはセカンドシート(2列目)が左右独立したタイプのため、倒すと左右のシートの間に大きなすき間ができてしまうのです。

 ところが新型ステップワゴンには、そんなギャップを埋める必殺技「ワンアクションレバー」が備わります。

 左右のシート間を中央側に寄せられる機能で、セカンドシートを一体化してくれます。

 各席のヘッドレストをあらかじめ外し、寄せられたセカンドシートとサードシート(3列目席)をともに倒して一体化すれば、大きなベッドの完成です。

 くるまのニュース編集部のK(身長およそ170cm)が実際に寝転んでみたところ、大人2名がゆったりと寝ることができるくらいの空間だと確認できました。

 ただしそのままの状態では各々のシートに凹凸があり、長時間の就寝はキツそうです。マットなどを敷くことで、より快適な睡眠が確保できるでしょう。

 空気で膨らむタイプのキャンプ用マットは、使用しないときにはコンパクトに片づけられるので、車中泊でもおススメのアイテムです。

寝心地を左右するもう一つのキーワードは「遮光」にあり

 そして車中泊するならもうひとつのマストアイテムがあります。

 キーワードは“遮光”です。

 夜間とはいえ、実際に車内で寝てみると、外の光が思いのほか気になります。

 たとえ森林のキャンプ場でも真っ暗ということはなく、外灯で照らされたりするものです。

 また車中泊利用が可能な駐車場では、外を行きかう人の視線も気になります。

 新型ステップワゴンには、純正アクセサリーに「セパレートカーテン」(7700円)や「プライバシーシェード」(消費税込み価格 1万6500円)が用意されています。

 セパレートカーテンは、フロントシート(前席)とセカンドシートの間を遮る黒色のカーテンです。

 またプライバシーシェードは、スライドドアウィンドウ、クオーターウィンドウ、リアウィンドウの5点セットで用意された着脱式の黒いシェードです。

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 販売するホンダアクセスによると、同製品に厳密な意味での遮光機能はない(遮光等級は取得していない)といいます。

しかし、昼間に実車で試してみると、“プライバシー”の名の通り視線を遮るにはじゅうぶんに機能しており、外の明かりを遮断する効果も得られました。

 プライバシーシェードやセパレートカーテンも、車中泊には欠かせないマストアイテムとなるでしょう。