ホンダ「ステップワゴン」がフルモデルチェンジし、6代目となる新型モデルが発売されました。新型ステップワゴンで流行りの「車中泊」はできるのでしょうか。快適に車中泊する方法を試してみました。

車中泊で必要なのは「フルフラット」と「プライベート空間」

 ホンダの売れ筋ミニバン「ステップワゴン」が6代目へとフルモデルチェンジし、2022年5月27日に発売されました。

 新型ステップワゴンは、従来から設定されているカスタム仕様の「スパーダ」に加え、シンプルで親しみやすい「エアー」というふたつのスタイルを設定。ライフスタイルに合わせて好みの仕様を選ぶことができます。

 多人数での移動だけでなく、趣味やレジャーといったさまざまな用途で使うことが可能ですが、昨今ブームとなっている「車中泊」を目的として新型ステップワゴンを使用するのはどうでしょうか。

 新型ステップワゴンは初代モデルのような箱型を強調したボディへと原点回帰したこともあり、車内空間は国内で販売される歴代ホンダ車のなかでも最大の広さを実現。

 室内長2845mm、室内幅1545mm、室内高1410mmと余裕の空間が広がっています。

 新型ステップワゴンのシートは自由自在にアレンジすることが可能となっており、車中泊をする場合、2列目シートを後ろに倒し(キャプテンシートの場合は2座を中央に寄せる)、さらに3列目シートはヘッドレストを外して後ろへ倒すとシートがすべてつながります。

 ただし、この状態ではフルフラットになりません。実際に寝そべってみるとシートのデコボコが気になり、一時的に横になることはできても、車中泊として睡眠をとることは少し難しそうです。

 やはり、車中泊をするのであれば、市販のエアマットなどを活用するのが良いでしょう。

 実際に身長189cmの男性と同163cmの女性が並んであお向けになって横になってみたところ、肩がふれない状態で就寝することができまました。

 なお、新型ステップワゴンは従来モデルから引き続き、3列目シートを左右に分割して床下に格納することができます(マジックシート)。

 前述のように3列目シートを後ろへ倒した状態では、シートが格納される床下の空間が空いており、そこに荷物を入れることが可能です。

 倒したシートの上にエアマットを敷いて車中泊をすると荷物の置き場に困りますが、シートの下に荷物を入れることで解決できます。

 今回、新型ステップワゴンのメディア向け試乗会では、ホンダ車の純正パーツを開発・販売するホンダアクセスのアクセサリーとして設定される「セパレートカーテン」と「プライベートシェード」を活用した車中泊の提案が用意されていました。

 フロントシートの後ろをセパレートカーテンで覆い、プライベートシェードは吸盤を使って各サイドウインドウとリアウインドウに設置。

 いずれも黒い布を使用しており、遮光機能はないというものの、外からの視線を遮って完全なプライベート空間を作り出すことができます。

 車中泊で寝られないという人も多く、その理由として「外からの視線が気になる」「街灯や太陽光が眩しい」といったことが挙げられますが、カーテンやシェードで車内を覆うことで快適な車中泊が可能になるでしょう。