デトロイトモーターショー2019で発表されたスバル「S209」。その名のとおり209台のみで限定販売された高性能モデルですが、2022年6月現在、米国の中古車市場で販売時の価格を大きく超えるプレミア価格で販売されているようです。

限定販売のスバル「S209」が米国の中古車サイトで販売!?

 スバルテクニカインターナショナル(STI)は、デトロイトモーターショー2019にて「S209」を発表し限定209台で販売しました。
 
 2022年6月現在、このS209は米国の中古車市場で販売時の価格を大きく超えるプレミア価格で販売されているようです。

 S209は、Sシリーズ初となる北米市場専用モデルとして、2019年11月に209台限定で販売され大きく話題になりました。

 S209は「WRX STI」をベースにエンジンや足回りなどが専用開発されており、内外装にも専用装備があしらわれた特別な1台です。

 ちなみに、WRXは2014年からスバルが製造・販売しているスポーツセダンであり、1992年に世界ラリー選手権のために作られた「インプレッサWRX」を起源とした、“スバリスト”を中心に非常に人気の高いモデルです。

 そんなS209のパワートレインは、米国仕様のWRX STIに搭載されている2.5リッター水平対向4気筒エンジン(EJ25)をベースとし、専用チューニングが施された結果、最高出力341ps、最大トルク450Nmを発揮します。

 パワーユニット関連で専用部品となっているのは、エアクリーナーや吸気ダクト、大型テールパイプを備えたマフラーなどです。それに加えてECUも専用のものが用意されています。

 足回りも、強化ブッシュが組み込まれたビルシュタイン製ダンパーとスプリング、Sシリーズのなかでもっとも幅広の265/35 R19というダンロップ製大径タイヤなどが装着され、パフォーマンスの高さを感じさせます。

 注目のエクステリアは、特徴的なオーバーフェンダーやフロントバンパーサイドカナードに加え、ドライカーボン製の大型リヤウィングやカーボンルーフによる軽量化も施されています。

 さらに、各所に「S209」のバッジが装着されるとともに、フロントグリルやリアバンパーにチェリーレッドのアクセントが施されています。また内装にも「S209」のロゴが見られ、特別車であることが強調されています。

 最強のSシリーズといわれるS209は、発売後まもなく完売。しかし、2022年6月現在、米国の中古車市場で1台のS209が販売されているようです。

 新車価格は6万3995ドル(約680万円)と、スバル車としてもっとも高価な1台であったS209ですが、今回発見された個体は新車価格の2倍以上となる10万9950ドル(約1480万円)というプライスタグが付けられています。

 このS209、ボディカラーは人気の「WRブルー・パール」でそこにマッドグレーのホイールが組み合わさります。

 走行距離は約3400kmと低走行な状態が維持されており、内外装のコンディションも良好です。

 歴代のスバル車のなかでもトップクラスのパフォーマンスを誇るS209ですが、北米専用モデルでありながら10台以上が並行輸入で日本へと逆輸入されているようです。

 現在、国内走行可能なS209は2000万円を超える価格で取引されているといわれています。