東急バスが、運転に不慣れな人を対象に「セーフ・ドライビング(安全運転)講習」を開始。路線バスの運転に従事する乗務員が、普通車を使い安全運転の技術を教えます。

普免所有者対象・1回2時間・予約制

 東急バスは2022年6月30日、路線バスの運転手の運転技術を活用した「セーフ・ドライビング(安全運転)講習」を7月から本格実施すると発表しました。

 同社所有の普通車(補助ブレーキ付きのAT車)を使い、普通免許は持っているもののクマの運転に不安がある人や不慣れな人、ペーパードライバーを対象に、運転技能向上を目的とする講習を行います。

 路線バスを含む公共交通機関は、リモートワークやオンライン授業の定着などにより需要が大きく変化し、一方で自家用車をはじめとする個人レベルの移動手段は、需要が高まっています。

 同社は今回の取り組みについて、移動に関する選択肢の多様化が進んでおり、公共交通事業者として新たな移動ニーズに的確に対応すること、そしてバス事業を補完する新たな事業に挑戦することを目的に実施すると説明します。

 講習の特徴は、交通事故を未然に防ぐ運転操作やドライバー心理、道路状況を読み解く力、道路交通法に則した正しい交通ルールの理解といった、路線バスを運転する乗務員の持つ安全運転技術を一般ドライバーに提供できることです。

 東急バスは本格実施に先立ち、2021年11月から現在まで試行として「ペーパードライバー講習」を実施していました。受講者からは「プロのバスドライバーから運転技術について親切丁寧に教えていただきとてもありがたかった」「運転に対する不安が解消され、自動車の運転が楽しくなった」など好評だったといいます。

「ペーパードライバー講習」と同様、7月開始の「セーフ・ドライビング(安全運転)講習」も東京都世田谷区の東急バス弦巻営業所で実施。年中無休ですが、ウェブサイトからの予約が必要です。

 講習内容は営業所構内や路上での運転ですが、受講者の要望に応じて調整されます。料金は、1回2時間で平日は1万4300円、土休日は1万5400円です(いずれも税込)。