群馬パーツショー2022で、ネオクラシックを意識したトヨタ「ハイラックス」のカスタム仕様が発見されました。

角目4灯の「ハイラックス」がスゴかった!

“SUVは流麗でよりスポーティなデザインであるべし”という車種開発が長く続いてきましたが、昨今はちがう価値観が求められるようになってきました。
 
 それが「ネオクラシカル」。1970年代、1980年代のデザインと現代のクルマの価値観を融合させたものです。
 
 そのネオクラシックを意識したトヨタ「ハイラックス」のカスタム仕様が存在するといいます。

ネオクラシックの代表例ともいえるのが、2021年に発売され大ヒットとなった光岡自動車「バディ」。

 バディはトヨタ「RAV4」をベースに、バンパー、グリル、ボンネット、フェンダーのフロント回りを新造形にしたリノベーションカーです。

 1970年代を思わせるヴィンテージなデザインがウケて、発売からわずか1年で900台の受注を記録し、2022年中には1000台を超える見通しとなっています。

 バディが人気なのは、他人とは違うスタイルのクルマを楽しめるだけでなく、時代に左右されない価値観を備えていることで、長く乗ることができるという点があるからなのではないでしょうか。

 もちろん、性能は現代のクルマのそれを備えており、メインテナンスも現行車と受けられるので安心です。

 そんなバディの人気を追従しそうなクルマが「群馬パーツショー2022」で発見されました。

 それが、愛知県でコンプリートカーの製造・販売をおこなっているアクセルオートコーポレーションが作った「ハイラックス・コンセプト」。

 トヨタ「ハイラックス」といえば、いま幅広い層に大人気で納期1年近くまでになっているモデル。とくに若年層と50代に人気で、カスタム市場も大盛況になっています。

 今回、同社が製作したハイラックスは、まさにネオクラシックがコンセプト。
 元々、2022年1月に開催予定の「東京オートサロン2022」向けに製造したとのことですが、市場をリサーチするために開発途中でのお披露目となりました。デザインコンセプトは、バディ同様の“ヴィンテージアメリカン”。

 1970年代から1980年代のアメリカントラックを彷彿とさせるフロントグリルを中心に、メッキバンパー、平面的なボンネット、オリジナルボディラインに融合させるためのフロントフェンダーが装着されています。

 さらに荷台には、やはり1980年代から1990年代にかけてアメリカで流行したトラックキャノピーを装着。黎明期のSUVスタイルとなっています。

 同社代表取締役の酒井利一氏によれば、「フロントのデザインを後部のオリジナルラインに融合させることに腐心した」とのことです。

 たしかにバディよりも全体のデザインの中での不自然感がありません。キャノピーが装着されていることで、よりフロント回の一体感が高まっているように思えます。

 キャノピーは、三方のガラスを上方に跳ね上げ開放することが可能で、1980年代のSUVのようにさまざまなシーンでの使い方を喚起させてくれます。

 とくに、荷台にアイテムを載せる機会が多いユーザーにとっては、防犯上のアップグレードが期待できます。

 このハイラックス、まだまだ発展途上であり、東京オートサロン2023までには細部をブラッシュアップしていくとのことですが、このままでも十分に魅力的。
 最終的にはフロント回りをキット販売する予定で、価格は150万円くらいではないかということです。

 昨今は、カスタムされたハイラックスを見て愛車を決めるという人も少なくないようですので、このコンセプトカーもマイカー決定に繋がる1台になるかもしれません。