日産新型「タウンスターEV」が欧州で登場します。電気自動車の小型商用バンである新型タウンスターEVとは、どのようなモデルなのでしょうか。

めちゃくちゃオシャレな日産の小型商用車が出た!

 日産の小型商用車として新型「タウンスターEV」が欧州で販売されます。

 100%電気自動車である新型タウンスターは、日産のビジョン「アンビション2030」の一環として、電動モデルのひとつに加わります。

 なお、ガソリン車のタウンスターは2021年12月に欧州で受注が開始されており、今回新たにEVモデルが登場することになります。

 新型タウンスターEVは「e-NV200」の成功に基づき、EVの小型商用車のノウハウを活かし、ビジネスユーザーのニーズを考慮した信頼性と耐久性に優れた設計を採用しました。

 インテリジェントなエネルギーマネジメントとバッテリーの熱冷却を備えた最適な電動ドライブトレインを搭載。45kWhのバッテリーを搭載し最高出力122ps、最大トルク245Nmを発揮します。

 また、空力を考慮したスタイルを取り入れ、最大300km(WLTPサイクル)という余裕ある航続距離を実現。AC充電(22kW)またはオプションのDC急速充電(80kW Combo CCS)に対応しており、わずか25分間で150kmの航続距離を回復することが可能です。

 商用車として重視される積載性は、構成によって異なりますが、600〜800kgの積載量と最大1500kgの牽引力を確保。カーゴスペースは3.3〜4.9立方メーターとフレキシブルに使え、ユーロパレット2個分の積載が可能です。

 新型タウンスターEVは、日産のほかのEVと同じくモダンなデザインを採用しました。特徴的なフロントバンパーには、日産「アリア」のグリルに採用されている「組子」のモチーフを取り入れ、日本の和のDNAを強調するとともに現代的な印象を与えています。

 インテリアは、日産バンのラインナップのなかでもっとも先進的でありながら、人間工学を第一に考えたデザインとしました。

 さらに、車載コネクティビティや10インチデジタルメータークラスター(オプション)なども備えています。

 また、暖房はヒートポンプ式を採用。バッテリーの熱を車内に分配することで、寒冷地での快適性と効率性の両立したほか、ステアリングホイールやフロントガラス、フロントシートのヒーターなど、快適性を高めるオプションを追加しました。

 安全面では、日産の先進運転支援システム「プロパイロット・アシスト」を商用車シリーズにも導入。360°インテリジェントビジョンシステム(AVM)と組み合わせることで、混雑した都心部においてドライバーをアシストします。

 加えて、ブラインドスポット警告やハンズフリーパーキング、アダプティブクルーズコントロール、インテリジェントエマージェンシーブレーキ、クロスウインドレーンキープ、トレーラースウェイアシストなど、アクティブおよびパッシブセーフティ技術をフルに備えました。

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 欧州日産のLCV&コーポレート・セールス・ディレクターであるエマニュエル・セラジン氏は、「お客さまのニーズを満たし、持続可能なパワートレインへの需要を高めるために設計されたタウンスターEVシリーズは、このセグメントのベンチマークとなり、さらに多くのカーユーザーに電動化のメリットを知っていただくとともに、欧州都市の環境進化をサポートします」と述べています。