広島南道路の「木材港西〜廿日市」が2022年度に新規事業化されました。また、この道路の東側では、国道2号バイパスの開通が控えています。広島周辺の道路網はどのように進化するのでしょうか。

「木材港西〜廿日市」が新規事業化

「広島南道路」の西端に位置する木材港西〜廿日市間1.5kmが、2022年度に新規事業化されました。

 広島南道路は、広島県の海田町から廿日市市までの海沿いを東西に走る長さ23.3kmの道路です。1989年度に事業着手され、広島高速3号線や国道2号などとして順次開通しています。

 今回事業化された木材港西〜廿日市間は、国道2号バイパスとして、暫定2車線(片側1車線)、設計速度80km/hの高架道路(自動車専用道路)で整備される計画です。全体事業費は約400億円。2022年度は予算が5000万円で、調査設計が実施されます。

 終点は広島岩国道路(山陽道)の廿日市ICに直結するため、開通すれば広島市・廿日市市の湾岸部から山陽道へのアクセス性が大幅に向上します。広島南道路としては、全線が自動車専用道路か一般道のいずれかにより開通することになります。

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 ちなみに広島南道路は、東側の海田西ICで接続する国道2号の東広島バイパス・安芸バイパス(計17.3km、いずれも自動車専用道路)とともに地域高規格道路の「東広島廿日市道路」を構成します。

 東広島バイパスの海田西IC〜海田東IC間1.6kmと、同バイパスの瀬野西ICから安芸バイパスの八本松IC(仮称)までの8.4kmは、2022年度にそれぞれ開通する予定です。

 これにより、広島県竹原市を起点とする国道2号の田万里バイパスから、西条バイパス、安芸バイパス、東広島バイパス、広島南道路までが一本につながることになります。

 広島市〜東広島市〜竹原市間のアクセス性が向上するほか、広島市中心部から広島高速2号線・1号線・山陽道を経由する空港アクセスの迂回路としても期待されます。