最近では、高齢者による道路の逆走する様子がニュースで度々報じられており、危険運転が多発しています。では実際に道路で逆走車に遭遇した場合、どのように対応したら良いのでしょうか。

危ない!逆走車を発見した時の対処法は

 最近では高齢者によるブレーキとアクセルの踏み間違いの衝突事故や道路を逆走するクルマについて度々ニュースで取り上げられており、危険運転が多発しています。
 
 なかでも逆走は大きな事故に繋がる恐れもあるなど、非常に危険性が高いといえますが、実際に逆走車を見つけた場合、どのような対応を取れば良いのでしょうか。

 逆走事案については、一般道路における発生件数に関する統計はありませんが、NEXCO東日本が発表した高速道路におけるクルマの逆走事案発生件数によると、2018年中では、200件発生。

そのうち、75歳以上の運転者によるものが96件、65歳以上75歳未満の運転者によるものが41件と全体の約70%が高齢運転者による事案であることが分かっています。

 さらに高速道路の逆走によって発生した交通事故は、2018年中は32件あり、そのうち死亡事故が1件発生しています。

 高速道路上での逆走による死亡事故の割合は事故全体と比較して約15倍、死傷事故は事故全体と比較して約5倍と高い割合になっており、逆走してきたクルマを回避できずに死亡又は大きな怪我につながる状況が浮き彫りになっています。

 数値は4年前のものであることから、現在がどれくらい深刻な問題かは数値で見ることができませんが、SNSではたびたび逆走についての投稿が見られます。

 最近でもSNSで「初めて逆走車と遭遇した」というコメントともに、一般道路で逆走するクルマを映した動画が話題に。

 逆走したクルマの高齢運転手は、制止した人の指示にもなかなか応じずクルマを前進させる様子が映っており、逆走の危険性を感じさせるものでした。

 投稿主も「鳥肌立った」とコメントをしており、ほかのユーザーからも「けが人でなくて本当に良かった」「無事で良かった」「じわじわ動いてるの怖すぎ…」など多くの反応が寄せられています。

 では実際に逆走車を発見した場合、どのような対応をするのが良いのでしょうか。

 逆走車を発見した場合の措置について、NEXCO東日本では3つのポイントについて公式Webサイトで解説。

 まず、逆走車を発見したら速度を落とし十分な距離を取って走行。逆走車は追い越し車線を走行してくる傾向にあるとのことで、十分に注意が必要です。

 その後前方を発見次第、衝突を避けるように注意して走行します。

 そして回避後は同乗者からの110番か最寄りのサービスエリアなどの非常電話で通報する、料金所の係員に伝えるなどの措置を取るようにします。

 高速道路の場合では通報することで逆走車について情報板やハイウェイラジオで周知されるようになっています。

 なお、運転中に通報をすることはできないので、同乗者に依頼するか、一旦安全なところに停車して通報するようにしましょう。

 一般道路の場合でも同様に、逆走車に気づいた際にクルマを減速しつつ安全な場所に停車。

 周囲の状況を確認した上で110番通報など助けを求める措置を取るようにしましょう。

 逆走車を見かけた際の措置について、元警察官Bさんは以下のように話します。

「警察官時代には、たまにですが逆走しているクルマの通報を受けることがあり、その多くが高齢者でした。

 もし逆走しているクルマを見かけた場合は、自分の身の安全を確保した上で、ためらわず警察に通報してください」

 こうした危険なクルマを見かけた場合は、110番通報をおこない、事故につながらないために助けを求める措置を取ることが大切です。

※ ※ ※

 普段の運転時の対策としては、周囲のクルマとの車間距離をあけてスペースを作っておくことで、逆走車を発見した際に回避できる可能性が上がるといえます。

 逆走車を回避した時に、別のクルマに衝突しないためにも有効な対策といえるでしょう。

 加えて、逆走車に早く気付くためにも、わき見をしたり注意が散漫になったりしないよう、日頃から正しい姿勢で運転をすることも大切です。

 自身が普段運転している時に、突然逆走車を発見することも考えられるため、なるべく焦らずに対応ができるのが望ましいといえます。