クルマを運転中、メーター上に黄色いランプが光ることがあります。これはいわれる給油ランプというもので、ガソリンが少なくなった際に点灯します。では、給油ランプが光ってからどれくらい走れるのでしょうか。

給油ランプが点灯したらどうする? ガス欠になったら?

 クルマの燃料が減ってくると点灯する「燃料残量警告灯」(ガソリンランプ/給油ランプ)。
 
 まだ大丈夫だろうと思い込み、そのまま走り続けてしまった場合、最終的にはガス欠を起こすことになりかねないため、注意が必要です。
 
 それでは、警告灯が点灯した後は、どれくらい走行できるのでしょうか。

 実際に、2021年度の高速道路におけるJAFの出勤理由で多いのは、第1位の「タイヤのパンク・バースト・エアー不足」に次いで第2位が「燃料切れ(ガス欠)」となっています。

 万が一ガス欠を起こすとクルマへのダメージ以外に、場所によっては道路交通法に抵触する可能性もあります。

 例えば、高速道路上でガス欠を起こした場合、道路交通法第75条の10「自動車の運転者の遵守事項」により、「高速自動車国道等運転者遵守事項違反」として、違反点数2点と、反則金9000円(普通車)が科せられます。

 そうしたことを防ぐための存在が、ガソリンが少なくなったことを知らせる給油ランプです。

 点灯するのは、“いますぐ運転を止めるほどではないがすぐに対応するべき状態”の場合で、もしそのまま走り続けた場合「ガス欠」となり、クルマは停止することになります。

 実際に、見知らぬ土地ですぐにガソリンスタンドが見つからず、「あのとき給油しておけば!」と後悔したことのある人もいるかもしれません。

 給油ランプは、燃料タンクのなかに入っているフロートが一定の位置にくることで点灯します。

 では、燃料警告灯が点灯してから、どれくらいの距離を走行することができるのでしょうか。

 国産メーカーの販売店担当者は「車種によって異なるため、一概に点灯後の走行可能距離はいえませんが、燃料警告灯が点灯した場合は、少なくとも約50kmほどは走行できるのが一般的です」と話しています。

 自動車メーカーや車種(仕様)によって異なりますが、ほとんどの場合で残量が5リッターから10リッター程度で点灯するといわれ、航続距離でいえば50kmから100km程度は走行できといわれています。

 主な車種のタンク容量は、人気コンパクトカーのトヨタ「ヤリス」の2WD仕様(約6リッター以下)、4WD仕様(約6.3リッター以下)と駆動方式により若干異なるほか、人気軽自動車のホンダ「N-BOX」(2WD車)は約4リッター以下となっています。

 また航続距離に関しては、ヤリス(ハイブリッド車・2WD)であれば、残量6リッターに対してカタログ燃費(WLTC)が36.0km/Lのため、約216kmは走れる計算となり、燃費によっても大きく左右されるのです。

 クルマの燃料1Lあたりの走行可能距離と燃料タンクの容量を知っておけば、およその走行可能距離がわかるため、乗っているクルマの数値を知っておくと良いでしょう。

 なお、ガス欠でエンジンが停止する直前には、アクセルペダルの反応が鈍くなる、異音や振動が発生するといった症状が現れるので目安となるので覚えておくといいでしょう。

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 では、給油ランプが点灯したらどのようにすれば良いのでしょうか。

 一般道であれば、基本的にはガソリンスタンドまで行くのが手段のひとつです。事前にガソリンスタンドの位置を把握しておき、最寄りのガソリンスタンドで給油しましょう。

 高速道路の場合は、ガス欠になる前にサービスエリアで給油するか、最寄りのインターチェンジで一般道へ降り、ガソリンスタンドへ向かうことを検討すると良いかもしれません。

 問題はガス欠になった場合です。基本的にロードサービスなどに救援依頼をして待つことが推奨されます。

 一般道路であれば、路肩に停車してハザードランプを点灯させ待ちますが、高速道路の場合は、可能な限り非常駐車帯などで停車し、ハザードランプを点灯させ、発煙筒や三角停止板を使用して周囲にクルマの異常を知らせることが必要です。