ハイウェイオアシスは、高速道路のSA・PAと連結し、高速から降りずに公園や温泉などの地元施設を利用できるのがメリットです。今回は、西日本にあるユニークなハイウェイオアシスを3か所紹介します。

高速を降りずに地元施設へそのままGO!

 高速道路には一定の間隔で、休憩施設のSAやPAが設置されていますが、その中にはハイウェイオアシスというものも存在します。

 ハイウェイオアシスは、その地元の公園や地域振興施設、観光施設などが併設されており、高速のICから降りることなくそれらの施設を利用できるのが特徴です。

 今回は、西日本から、通過点にしておくのはもったいない魅力的なハイウェイオアシスを3か所紹介します。

●明石海峡を望む「淡路SA」

 本州から神戸淡路鳴門道を進み、明石海峡大橋を渡って淡路島に入ったところにあるのが淡路SA(兵庫県淡路市)です。

 ここはレストラン、フードコート、売店、展望テラスなどがあり、ゆったりした休憩が可能。橋を一望できる大観覧車は全高65m、1周約15分の空中散歩を楽しめます。

 上下線から入れるハイウェイオアシス(兵庫県立淡路島公園)は、吹き抜けのガラス張りの空間に高さ10mの木々が並ぶアトリウム、約5万平方メートルにもおよぶ大きな芝生広場、全長66mのローラーコースターをはじめとする遊び場、大阪湾や神戸、明石海峡までを一望できる展望広場などを整備。

『ドラゴンクエスト』や『クレヨンしんちゃん』などの二次元コンテンツと自然を融合させた体験型施設「ニジゲンノモリ」も併設されています。『鬼滅の刃」とのコラボイベントは9月30日までです。

●キャンプも温泉も満喫「吉野川SA」

 徳島道の吉野川SA(徳島県東みよし町)は吉野川の北岸に接しており、下り線では徳島ラーメン、上り線では祖谷そばを楽しめます。

 ハイウェイオアシスの「美濃田の湯」は、露天風呂や展望サウナも完備。関西と四国を行き来するときにひと風呂浴びることもできます(大人600円、子供300円)。

 そしてここは宿泊も可能。小規模な素泊まり宿「ファミリーロッジ旅籠屋・吉野川SA店」が併設されており、家族4人だと1室1万1000円(税込)から泊まることが可能です。

 ほかにも、レストランやカフェ、農産物直売所から、テレワークオフィス、キャンプ場まで備えており、休憩からレジャーまでひと通り楽しめます。

高速PAで休憩ついでに遺跡へGO!

●遺跡直結「加茂岩倉PA」

 松江道の加茂岩倉PA(島根県雲南市)は、トイレと自動販売機くらいしかない小ぢんまりとした休憩施設ですが、特徴は、遺跡に直結していること。

 専用ゲートから遊歩道を通って加茂岩倉遺跡に行くことができ、高速から出ることなく観光ができます。

 加茂岩倉遺跡は弥生時代の遺跡で、1996年から翌年にかけての調査で39口の銅鐸が出土しました。これらの銅鐸は後に国宝に指定されています。

 現在、加茂岩倉遺跡では出土銅鐸レプリカの展示があり、また、芝生広場や散策コース、出土状況が復元された遺跡を遠望できる休憩スペースなども整備されています。入館料は無料です。

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 このほか、松山道の石鎚山SAに隣接するハイウェイオアシス(道の駅「小松オアシス」)には、温泉やキャンプ場などのほか、ロープクライミングも体験できる施設も整備されています。

 ハイウェイオアシスのメリットは、高速道路のICから出ることなく、SA・PAから直接利用できることです。食事やトイレ、買い物に加えて、いろいろなサービスやアクティビティを楽しめます。

 ドライブ旅行で気分転換に立ち寄るのはもちろん、ハイウェイオアシス自体を目的地にしてドライブとレジャーを楽しむのも良いかもしれません。