2022年11月23日、チェコの自動車メーカー「プラーガ」は、同社が開発・販売するスーパーカー「ボヘマ」を発表しました。このクルマは、日産「GT-R」のエンジンを搭載する「GT-Rスーパーカー」とも呼ぶべき存在です。

もはやレーシングカー?エキゾチックすぎるプラーガ新型「ボヘマ」

 2022年11月23日、チェコの自動車メーカー「プラーガ」は、同社が開発・販売するスーパーカー新型「ボヘマ」を世界初公開しました。

 レーシングカーのようなフォルムをしたこのクルマは、日産「GT-R」のエンジンを搭載するスーパーカーです。

 プラーガは、1800年代後半、橋から蒸気機関車に至るまで、あらゆるものを製造する重工業メーカーとして創業した歴史ある企業。現在ではレースカーやレージングカート、航空機などを製造しています。

 そんなプラーガが世界初公開したのが、新型「ボヘマ」の量産前のプロトタイプ車です。

 新型「ボヘマ」は高性能と美しさを兼ね備えたスーパーカー。「軽量」「カーボン」「ガソリン」の3つをキーワードとし開発されています。

 そのエクステリアは同社が製造する「R1」と同様、本物のレーシングカーを想起させるエキゾチックなデザイン。空洞だらけのボディや極端に削られたキャビンが、空力性能と軽量化に特化したクルマであることを主張します。

 インテリアは、カーボンファイバー製モノコックボディを採用しているため、コックピットは必然的に狭くなっていますが、大柄な大人2名がレースポジションで快適に座れるように工夫されています。そのデザインは、露出したカーボンボディと、アルカンターラの組み合わせで、ラグジュアリーさとスポーティーさがうまく調和されています。

 ドアは跳ね上げ式で、乗車するには、ボディをまたいで乗り込むかたちになります。

 パワートレインには、2007年からGT-Rの全モデルに搭載されている3.8リッターV型6気筒ツインターボエンジンをベースに最高出力700馬力・最高トルク725Nmを発揮するようチューニングされる予定のPL38DETTエンジンを搭載。性能目標値はさらに上回る可能性もあるといいます。これにヒューランド社のシーケンシャルギヤボックスが組み合わされ後輪を駆動します。

 ボディサイズは公表されていませんが、車両重量は超軽量な982kgとされ、最高時速は300km/h以上、0−100加速は2.3秒となる予定です。

 価格は128万ユーロ(日本円換算で約1億8482万円)。

 今回、日本を含む、ドイツやスペイン、台湾、UAE、イギリス、アメリカなど世界各国で受注を開始するとともに、販売とアフターセールスを委託する将来的なパートナーとの話し合いを進めているとのことです。

 生産は89台のみの限定生産となり、今後4〜5年にわたり、品質と細部へのこだわりを重視しながら年間20台のボヘマをハンドビルドする計画。ただし、2023年の生産予定は最大10台としています。

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 国産スポーツカー「GT-R」の心臓をミッドに搭載する、まさに「GT-Rスーパーカー」とも呼ぶべき新型ボヘマは、来年にも生産開始され日本でも展開されるといいます。国内でもお目にかかる機会があるかもしれません。