高速道路の入口は、速いスピードで走る本線の流れにスムーズに入るときに神経を使うものですが、中には見通しが悪かったり加速車線がなかったりと厳しい条件のときがあります。

短距離での車線変更、短い加速車線、直角合流

 高速道路を走るときは、基本的にIC(インターチェンジ)から入ることになりますが、そのときに注意を要するのが合流です。

 速いスピードで走っている本線の流れに、限られた区間内でスムーズに合流しなければなりません。

 合流は特に運転初心者にとって緊張する場面といえますが、今回は東京近辺から「酷な高速入口の合流」を3か所紹介します。

●西神田:流れに逆らいながらC1内回りへ行けるのか?
 首都高速5号池袋線の西神田入口は、上りのみに接続。ここからすぐに竹橋JCTとなり、池袋線はC1都心環状線に接続します。

 この入口から首都高に乗るクルマは、料金所を過ぎるとすぐに本線と合流することになります。問題は、ここからC1内回りに行く場合です。

 入口からの合流レーンはそのまま竹橋JCTのC1外回り分岐ランプに変わります。そのため、外回りに向かう場合は車線変更せず、そのまま直進するだけでOKです。本線から分岐ランプに入ってくるクルマに注意しましょう。

 しかし逆に、内回りに行きたいときは苦労します。料金所を通過したらすぐに加速して、しかも本線から自分のレーンに流れ込んでくる車両の流れに逆らいつつ、自分は迅速に内回りに向かう本線へ移る必要があるのです。

 そして無事に本線に入れたとしても、その本線はC1への合流に向けてたちまち1車線に絞られます。そのため、一息つく暇もなく再度右車線への移動をしいられます。

 つまり西神田入口からC1内回りに行きたい場合は、料金所を過ぎたらJCTへ突入するのに合わせてすぐに右へ2車線分移ることになるのです。

 内回りに行きたいけど素早い車線変更に不安がある場合は、比較的近くにあるC1内回りの代官町入口を利用することも検討してください。

●東池袋:急坂を下ってすぐに合流

 同じく首都高速5号池袋線の東池袋も要注意の入口です。サンシャインシティと一体的に整備されたこの出入口は、高層ビルのすき間を通りながら本線と接続しています。

 上下線どちらにも出入口があるフルインターですが、このなかでも下り(美女木JCT方面)入口は、やや難易度が高めです。

 それは加速車線が著しく短いこと。入口ランプは本線をまたいだあと左側から本線に合流しますが、ランプより低い位置にある本線のクルマが見えづらく、さらにランプは急な下り坂なので加減速に神経を使うことになります。

 合流箇所は平坦に変わるため、道路勾配の変化と本線の流れに合わせてアクセルを微調整しながらすぐに本線へ飛び込むことになるのです。

●大磯東:交差点を左折して入るような入口

 国道1号の「西湘バイパス」には、交差点のような入口があります。場所は上り線の大磯西ICと大磯港ICの間にある「大磯東」と案内されている出入口です。

 ここは入口が本線にほぼ直角に接続。入るときは本線手前の停止線で一時停止してタイミングを計り、直角にハンドルを切って一気に加速して本線に入ります。ちなみに加速車線はありません。

 西湘バイパスは高速道路ではありませんが、この大磯東の区間は本線が最高70km/hの自動車専用道路であるため、クルマは速いスピードで目の前を通過していきます。流れが切れるのを待ってから入るのが無難かもしれません。

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 今回は3か所の入口を紹介しましたが、東京近辺の高速道路には、この3か所に限らず、ICの出入口、JCTの分岐・合流も、厳しい条件となっている箇所が数多く存在します。

 運転の初心者や不安がある場合は、あらかじめ地図で予習したり、迂回ルートを確認したりするのも良いかもしれません。