資源エネルギー庁がガソリン店頭価格を発表しました。レギュラー全国平均は、3週ぶりの値下がりです。
先週から0.1円値下がり
資源エネルギー庁は2023年1月25日、レギュラーガソリンの23日時点の店頭小売価格(消費税込)を発表しました。
全国平均は1リットルあたり168.1円で、前回(16日)時点から0.1円安くなりました。
3週ぶりの値下がりです。
都道府県別にみると、22道府県で値上がり、6府県で横ばい、19道府県で値下がりしています。
店頭価格で最も安かったのは宮城県で160.8円、次いで徳島県161.2円、埼玉県162.6円です。
一方、最も高かったのは長崎県で181.6円、次いで鹿児島県177.1円、長野県176.8円でした。
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ガソリン価格の高騰を受け、政府は石油元売り企業に補助金を出す価格抑制策を実施。ガソリン、軽油、灯油、重油を対象に2022年1月から1リットルあたり5円、3月から25円、4月から35円を上限に支給しており、さらにそれでもガソリン1リットルの平均価格が170円(4月25日の週からは168円程度)を超過したら、その半分を支援すると発表しています。
ただし上限は2023年1月から引き下げが始まり、1月33円、2月31円、3月29円、4月27円、5月25円と段階的に減っていきます。なお、上限を超過した分への半分の支援は維持されます。
燃料油価格激変緩和措置の期間は、原油価格が高止まりしている状況を踏まえて、2023年9月末まで実施される予定です。
なお、経産省によると、補助金がない場合のレギュラーガソリンの全国平均小売価格は、1月23日時点で1リットル182.8円と算出しており、次回調査日の30日時点で185.5円に上がると見ています。
このような状況を踏まえ、補助金の支給単価は14.8円でしたが、明日26日から17.5円に増額される予定です。