トヨタ・コニック・プロは、クルマのスタイルをアップデートした「スタイルドカー」を提案する「CORDE by」を新たに始めました。
純正クオリティで仕上げてくれる中古カスタムとは
トヨタ・コニック・プロは、新しい価値を提供する事業「CORDE by <コーデバイ>」を開始しました。
それに伴い「プリウス」と「ヴォクシー」の中古車をカスタマイズした仕様の実車が公開されましたが、どのような特徴があるのでしょうか。
最近ブームのアウトドアカスタム車を自分で作るのはちょっと大変。
でも、くすみカラーのボディははカッコいい、キャリアを付けたりゴツ系タイヤでアウトドアにも行ってみたい。
そんなユーザーにぴったりなライトカスタム車がトヨタ系中古車ディーラーで販売開始されました。
まだまだブームは終わらないアウトドア志向。春になりそろそろキャンプやBBQなど行ってみたい。
どうせならキャンプに行くクルマもそれっぽい方がカッコいいし気分もアガる。
だけど自分のクルマはアウトドア仕様ではない。流行りのくすみカラーも気になるけどオールペンのカスタムなんていくら掛かるか分からない。ちょっとクルマをカスタムしたら車検のことも心配。
といったライトユーザー向けにぴったりなクルマが「CORDE by(コーデバイ)」です。
トヨタグループの一員として、モビリティ領域から新たなビジネス創造に挑戦するトヨタ・コニック・プロがプロデュースして全体をコーディネートします。
第1弾モデルとしては、トヨタ「ランドクルーザー」や「ハイエース」をリノベーションして、少しノスタルジックな雰囲気にクルマを仕立てて人気を博しているRenocaとコラボレーションして、今の時代の価値観にあうスタイルドカーを作り上げました。
都市(URBAN)でも、自然(NATURE)でも使い勝手の良く映えるクルマとして「URBANATURE」をテーマにして開発されたのが今回発表されたプリウスとヴォクシーです。
2011年から販売されたプリウス30系をベースにして、オリジナルのアーバネイチャーグレーにオールペンされたボディは、他にはないプリウスとしてリボーン。
THULEの859XTキャリアとオーソドックスな5本スポークにMUDSTARの全天候型オールテレーンタイヤを装着してスタイルアップしています。
メッキ調のエンブレムやミラーをマットブラック化して全体のバランスも計算しつくされているのもポイント。
インテリアはダークブラウンのレザーシートカバーを装着。落ち着いた雰囲気に仕上がっており、他の部分はユーザーの好みにアレンジができるようになっています。
エンジンやサスペンションなどはカスタムしておらず、プリウスの元から持っている性能をしっかり発揮してくれます。
一方のヴォクシーは2010年から販売されたヴォクシー70系をベースに、こちらもオリジナルのアーバネイチャーベージュにオールペン。
前後のバンパーは流行りのマットブラック仕様でアウトドアユースを感じさせてくれます。
ヴォクシーも同じくエンブレムやミラーをマットブラックで塗装してより道具感を演出。
インテリアもプリウスと同じくダークブラウンのレザーシートカバーを装着して落ち着きをもたせるのと同時に、バリスティックナイロン製のバックシートポケットを装備することで、アウトドア感とユーティリティ性をアップ。
足元には5本スポークホイールとMUDSTARの全天候型オールテレーンタイヤを装着してアウトドア感を強めています。
エンジンやサスペンションと言った部分はカスタムせず純正の良さを生かしています。
トヨタ系ならではの純正中古車カスタム…気になる金額や保証は?
実は、CORDE byでは厳選された中古車をベースにして整備や清掃を行い、外せるパーツは外してオールペンを行うなど、カスタムとしても結構気合いを入れて製作されています。
組み付けや塗装などの架装は、トヨタとさまざまな領域で協働実績のある新明工業と、オリジナルのカスタム車に定評のあるスペックスが協力しています。
受注生産となり販売はトヨタの中古車やアフターサービスを手がけるトヨタユーゼックの新型スマート店舗の千葉みなと店を拠点に販売されます。
千葉みなと店に問い合わせれば全国での納車も可能な場合もあるようです。
気になる販売価格は、プリウス URBANATUREとヴォクシー URBANATUREはともに229万5000円(税込)。
これは程度の良い中古車をベースにしてカスタム代金が含まれた状態で、写真に写っている状態で納車されます。
オールペン費用やオールペンを行うためのパーツ脱着費用、キャリアやタイヤ・ホイール、装着には手間と時間が掛かるシートカバー装着などのカスタム費用が含まれています。
さらに安心安全な補償も1年つくとなれば、求めやすい価格に設定されていると感じられます。
もちろんこういうカスタムは自分でやるのが楽しいと言う意見もあるかもしれませんが、品質が確保され補償もついてくる、なにより自分でカスタムするショップを探したりする手間を省いてくれるのならアリなのではないでしょうか。
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今回のCORDE byはRenocaとコラボを行ったスタイルドカーです。
すでに第2弾の企画として、ハイエースをベースにして、若い世代のカルチャーとクルマを掛け合わせるトヨタの新しいプロジェクト「Drive Your Teenage Dreams.」を共同企画しているエンタテイメントカンパニーSTARBASEとコラボを行う予定だといいます。