今治小松道の今治朝倉IC(仮称)〜今治湯ノ浦IC間が、2026年度に開通する見通しと発表されました。

2026年度に5.7km開通予定

 国土交通省四国地方整備局松山河川国道事務所は2023年4月26日、愛媛県内で建設を進めている今治小松道のうち、今治朝倉IC(仮称)〜今治湯ノ浦IC間5.7kmが2026年度に開通する見通しだと発表しました。

 今治小松道は、西瀬戸自動車道(しまなみ海道)の今治IC(今治市)と、松山道のいよ小松JCT(西条市)の間を南北に結ぶ延長23.3kmの自動車専用道路です。国道196号にも指定されています。

 このうち南側の今治湯ノ浦IC〜いよ小松JCT間13.0kmは、2001年7月までに開通していますが、北側の今治IC〜今治湯ノ浦IC間10.3km(今治道路)は2001年度に事業化されて以降、用地買収の遅れなどにより現在も未開通です。

 このため、松山道としまなみ海道を使って愛媛〜広島間を移動する際は、国道196号(一般道)にいったん降りなくてはならない状況が長く続いています。

 今回開通の見通しがついたのは、未完成区間のおよそ半分の距離にあたる今治朝倉IC(仮称)〜今治湯ノ浦IC間です。暫定2車線で整備されます。

 この区間が開通すると、松山道〜しまなみ海道間の所要時間は現在の国道経由より約2分短縮される見込みです。ちなみに今治小松道の全線が開通すると現在より約8分短くなるとみられています。

 松山河川国道事務所は、今治小松道の延伸により、地域産業のさらなる活性化や来訪者増加による今治新都市(地域経済拠点)の発展、救急搬送時間の短縮などが期待されるとしています。