2023年冬頃にトヨタ新型「クラウンスポーツ」のプラグインハイブリッド車(PEHV)が登場する予定です。詳細スペックはまだ不明ですが、同じトヨタのSUVである「RAV4」「ハリアー」のPEHVモデルから走行性能や価格などを占います。

PHEVは2023年冬頃に登場

 トヨタ新型「クラウンスポーツ」のプラグインハイブリッド車(PEHV)が、2023年冬頃に登場します。

 このクルマの詳細は明らかにされていませんが、同じトヨタのSUV「RAV4」「ハリアー」にはPHEVがあります。どのようなスペックなのでしょうか。

 トヨタ「クラウン」は、1955年に初代が登場して以来、今まで途切れることなく一貫して同じ名前を保ち続け、トヨタ車の代表的地位を担い続けてきました。

 16代目の新型クラウンにはいくつかのボディタイプが設定されますが、その1つ「クラウンスポーツ」は、2023年秋頃のハイブリッド車に続き、同年冬頃にはPHEVが登場する予定です。

 トヨタは新型クラウンスポーツについて「エモーショナルで創造的な雰囲気を持ち、乗りやすく運転しやすいパッケージとともに、俊敏でスポーティな走りが、お楽しみいただける、新しいカタチのスポーツSUV」と説明しています。

 そのクラウンスポーツの姿は、クラウンの従来のイメージから大きく変化したミドルサイズのSUVであり、ボディサイズ(開発目標値)は全長4710mm×全幅1880mm×全高1560mm、ホイールベースは2770mmです。

 では、トヨタのSUVであるRAV4やハリアーはどうでしょうか。それぞれのPHEVモデルを見ていきます。

 まずRAV4は、ボディサイズが全長4600mm×全幅1855mm×全高1695mm、ホイールベースが2690mmです。全高がやや高いほかは、クラウンスポーツとほぼ同等のサイズといえます。

 エンジンは、最高出力177馬力・最大トルク219Nmを発揮する2.5リッター直列4気筒の「A25A-FXS」を搭載。

 モーターは、最高出力がフロント182馬力(134kW)・リア54馬力(40kW)、最大トルクがフロント270Nm・リア121Nmです。

 燃費(WLTCモード)は22.2km/L。価格(消費税込)は563万3000円となっています。

 一方のハリアーは、全長4740mm×全幅1855mm×全高1660mm、ホイールベースは2690mmで、これも全高がやや高いほかは、クラウンスポーツとほぼ同等のサイズといえます。

 エンジンはRAV4と同じ型式のものを採用。モーター(フロント・リア)の性能もRAV4と同じ値です。

 燃費(WLTCモード)は20.5km/L。価格(消費税込)は620万円となっています。

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 新型クラウンスポーツのエンジンやモーターの性能はまだ公表されていません。ただ、ボディサイズが近いことから、パワートレインなどの性能も同じような水準になる可能性があります。

 価格は、RAV4が500万円台後半、ハリアーが600万円台であることを踏まえると、高級車ブランドであるクラウンの系統に位置する新型クラウンスポーツは、それらより高くなることが予想されます。

 2023年冬頃の登場に向けて、クラウンスポーツのさらなる詳細情報が待たれます。