経産省資源エネルギー庁が、ガソリン店頭価格を発表しました。レギュラー全国平均は、3週連続の値下がりです。

前回から0.3円値下がり

 経済産業省資源エネルギー庁は2023年5月10日、レギュラーガソリンの8日時点の店頭小売価格(消費税込)を発表しました。

 全国平均は1リットルあたり167.8円で、前回(4月24日)時点から0.3円安くなりました。

 3週連続の値下がりです。

 都道府県別にみると、13都県で値上がり、6県で横ばい、28道府県で値下がりをしています。

 店頭価格で最も安かったのは宮城県と徳島県で161.4円、次いで岡山県162.1円、埼玉県162.8円です。

 一方、最も高かったのは長崎県で177.4円、次いで長野県177.3円、鹿児島県176.3円でした。

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 ガソリン価格の高騰を受け、政府は石油元売り企業に補助金を出す価格抑制策を実施。ガソリン、軽油、灯油、重油を対象に2022年1月から1リットルあたり5円、3月から25円、4月から35円を上限に支給しており、さらにそれでもガソリン1リットルの平均価格が170円(4月25日週以降は168円程度)を超過したら、その半分を支援すると発表しています。

 ただし2023年1月から上限の引き下げを始めており、1月33円、2月31円、3月29円、4月27円、5月25円と段階的に減らしています。なお、上限を超過した分への半分の支援は維持されます。この燃料油価格激変緩和措置は、2023年9月末まで実施される予定です。

 経産省によると、補助金がない場合のレギュラーガソリンの全国平均小売価格は、5月15日時点で182.1円になると見ています。

 このような状況を踏まえ、補助金の支給単価は16.8円でしたが、あす11日から14.1円に減額される予定です。