愛媛県松山市で、松山外環状道路の整備が進行中。2024年には空港方面への本線部の延伸が予定されています。

松山IC〜空港・港を連絡

 愛媛県松山市で、松山外環状道路の整備が進んでいます。どのような計画なのでしょうか。

 松山外環状道路は、松山道の松山ICや松山空港、松山港といった交通拠点を結びながら松山市街を環状に結ぶ地域高規格道路です。

 放射状にのびる国道11号・33号・56号や県道などをつなぎ、市中心部へ流入するクルマの分散も図ります。

 道路は本線部と側道部からなり、本線部(信号のない自動車専用道路)は4車線で設計速度60〜80km/h、側道部は2車線で設計速度40〜60km/hで整備されます。

 計画区間は松山市内の来住町(国道11号)から北吉田町(県道18号松山空港線)までの10.6kmですが、このうち本線部は、松山ICに接続する井門IC(国道32号)から余戸南IC(国道56号)までの4.8kmが開通。側道部も井門ICから空港付近まで一部を除き開通しています。

 そして2024年春には、本線部の余戸南IC〜東垣生IC間2.4kmが開通する予定です。

 これにより松山IC〜松山空港間の所要時間は、側道を通る現在の19分から、開通後は14分に短縮される見込みで、松山ICから松山港方面へのアクセス性も向上します。

 なお、本線部で未開通の東垣生IC〜松山空港IC間や来住IC(仮称)〜井門IC間は引き続き事業が進められます。