いすゞのインド法人は2023年8月31日、新型ピックアップトラック「D-MAX S-CAB Z」を発売しました。どのようなモデルなのでしょうか。

インドの主力ピックアップトラックに最上級モデル登場

 いすゞのインド法人は2023年8月31日、新型「D-MAX S-CAB Z」を発売しました。

 いすゞは現在、日本国内では大型トラックやバスなどをはじめ、プロユース向け商用車をメインに展開しています。

 かつては乗用車販売を行っていたことがあり、過去には本格四輪駆動車「ビッグホーン」や、小型車の「ベレット」「ジェミニ」など、さまざまな乗用車を日本でも展開していました。

 一方で、現在東南アジアを中心にSUVの「MU-X」などのオフロード乗用車の展開を行っており、そのうちのひとつが2002年に登場した貨客兼用ピックアップトラック「D-MAX」です。

 現行型は3代目で、2019年10月に登場。プラットフォームはMU-Xと共通です。

 エクステリアはウェッジの効いたボディで力強さと動きを表現したほか、LEDプロジェクターヘッドライトを装備するなど、洗練されたイメージを与えています。インテリアはシボや加飾の質感に拘った上質な内装を採用しました。

 パワートレインは仕向地により異なりますが、多くの市場では2リッターもしくは3リッターのディーゼルターボエンジンを搭載し、6速AT・MTを組み合わせ、駆動方式はデフロック付きの4WDを採用。

 インド仕様車は2.5リッターディーゼルターボエンジンに5速MTを組み合わせる後輪駆動(FR)モデルのみを用意しています。

 いずれのモデルでも途上国での未舗装路走行を前提としており、悪路走破性能や耐久性能が強化されています。

 今回インドで登場したのは、このうちリアドアを備える「S-CAB」モデルの最上級グレード「Z」です。

 これまで、2ドアの標準モデルおよびS-CABモデルのどちらも簡素なベーシックグレードのみの用意となっていましたが、Zでは内外装の加飾装着や、機能装備の充実が図られました。

 エクステリアはワシをイメージしたクロームグリルとデイタイムランニングライトを備えた2眼LEDライトを装備し、スマートな外観を実現しました。

 サイドにはルーフレールを装備したほか、ドアハンドルやドアミラーカバーがメッキとなり、専用6本スポークアルミホイールを標準装備しています。

 インテリアでは、ピアノブラックのトリムを装着し、専用革巻きステアリングとブラック/ダークのツートンカラーのハイグレードシートを装備しています。

 このほか、キーレスエントリーやリアカメラ、電動格納ミラー、7インチタッチスクリーンディスプレイと6スピーカーなどを標準で備えています。

 いすゞ自動車インドのサブ マネージングディレクター、岸本 徹氏は新型D-MAX S-CAB Zについて以下のようにコメントしています。

「私たちは、まさに『常識を超えた』、憧れのクルマの本質を体現したD-MAX S-CAB Zを発売します。

 D-MAXシリーズは、現在インドの多くのお客様に支持されているモデルで、S-CAB Zは当社の意欲的なお客様への価値提案を真に強化すると確信しています」

 新型D-MAX S-CAB Zの価格は149万9910ルピー(約266万円)に設定されています。