2023年4月に6代目となる新型モデルが発表されたスバル「インプレッサ」には、唯一のガソリン車が設定されています。ほかのグレードとは異なり、ハイブリッドシステムを搭載しないことから価格も抑えられているのですが、どのような反響があったのでしょうか。

“素のインプレッサ”の美点とは?

 スバルのハッチバック車「インプレッサ」の新型モデルが2023年4月に発表されました。
 
 6代目となる新型インプレッサは、スポーティなエクステリアデザインを採用。内装はカジュアルな雰囲気デザインとしながら、大型の11.6インチセンターインフォメーションディスプレイを装備するなど、モダンで使い勝手の良いインテリアを備えています。

 プラットフォームは、5代目モデルに採用された「SGP(スバルグローバルプラットフォーム)」を継承。そのうえで、フルインナーフレーム構造や構造接着剤の適用拡大、サスペンション取り付け部の剛性アップなどを実施し、高いレベルの動的質感を実現しました。

 さらに、シートの構造や固定構造を見直し、長時間乗っても疲れにくい仕様としたほか、静粛性や乗り心地なども向上しています。

 新型インプレッサでは、「ST」「ST-G」「ST-H」という3つのグレードを設定。

 145馬力/188Nmを発揮する2リッター水平対向4気筒ガソリンエンジンと13.6馬力/65Nmのモーターを組み合わせた「e-BOXER(ハイブリッド)」仕様のST-GおよびST-Hと、154馬力/193Nmを発揮する2リッター水平対向4気筒ガソリンエンジンを搭載した“非ハイブリッド仕様”のSTに分けられます。

 なかでも、ガソリン仕様のSTがインプレッサの最廉価モデルとなり、229万9000円から(消費税込)というお値打ち価格を実現しているのですが、この“素のインプレッサ”は価格以上の充実した装備を備えています。

 外観は、ブラックのフロントグリルバーやLEDハイ&ロービームランプなど、中間グレードのST-Gと同じスタイリングを採用。

17インチアルミホイールのデザインも同じですが、STはシルバー塗装でタイヤサイズは205/50R17です(ST-Gはダークメタリック塗装で215/50R17)。

 ST-Gに備わるサイドシルスポイラーやフォグランプ、シャークフィンアンテナは、STには採用されません。

 STの内装はシンプルさを最優先したもの。ハンドルやシフトパネルに華美な加飾はないのですが、ファブリック素材にシルバーステッチを施した質の高いシートを搭載します。

 パワーシートの設定はないものの、冬場に重宝するシートヒーターはオプションで設定されます。

 また、STはオーディオレス仕様を基本としながら、ST-G・ST-Hに標準設定される11.6インチ大型ディスプレイをメーカーオプションとして選ぶことができます。

 荷室下にバッテリーを搭載するハイブリッド仕様とは異なり、ガソリン仕様のSTは荷室下に大型のサブトランクを設け、より多くの荷物を載せられます。

 シンプルながら必要十分な装備が盛り込まれたSTでは、歴代最高の性能を実現した最新の先進運転支援システム「アイサイト」が搭載されました。

 従来比約2倍の画角に拡大された新型ステレオカメラユニットを採用したほか、画像認識ソフトや制御ソフトも改良して認識範囲を拡大。

 低速時の二輪車や歩行者を認識する広角単眼カメラを新たに追加した“3眼”とすることで、プリクラッシュブレーキに対応できるシチュエーションも拡大しています。

 そんな素のインプレッサに対して、ネットでさまざまな反響が見られました。

「なるべく安い価格で安全性能最重視なら買い」「230万という価格は良心的で素晴らしいと思う。結局オプションなどでそこそこのプライスはなるでしょうが、価格を抑えてくれるのは消費者にとってありがたい」など、ある程度の装備を盛り込みながら、価格を抑えたグレードに賞賛の声が寄せられています。

「派手さはないが、燻し銀の魅力が光る」「クロストレックの陰に隠れた感があるが、程良いサイズで、真面目に作られたクルマ」といった、正統派ハッチバックの良さを指摘する人もいました。

「ピュアガソリン車が最も環境に優しい」「マイナーチェンジで非ハイブリッドのグレードが増えたりして?」「クロストレックにも非ハイブリッドモデル出してくれ」など、価格や重量の面でメリットがある純ガソリン車の美点を再確認する意見も見られました。