2024年1月度の車名別販売台数ランキングが発表されました。登録車と軽自動車で販売トップ10にランクインしたのはどのクルマなのでしょうか。

ランキングに変化あり! その要因は?

 日本自動車販売協会連合会(自販連)と全国軽自動車協会連合会(全軽自協)は2024年2月6日、2024年1月度の車名別販売台数ランキングを発表しました。

 自販連は登録車(5ナンバー/3ナンバー)ランキング、全軽自協は軽乗用車のランキングをそれぞれ発表しています。

 なお、発表されたランキングは通称名別です。例えば登録車のトヨタ「ヤリス」には、コンパクトカー「ヤリス」、コンパクトSUV「ヤリスクロス」、コンパクトスポーツ「GRヤリス」が含まれます。

 軽自動車のスズキ「スペーシア」には、「スペーシア」「スペーシアカスタム」「スペーシアギア」が含まれるなど、同名シリーズ全体が合算されています。

●2024年1月登録車ベスト10

 ・1位:トヨタ「カローラ」(1万2484台)
 ・2位:トヨタ「ヤリス」(1万2056台)
 ・3位:トヨタ「シエンタ」(9810台)
 ・4位:トヨタ「プリウス」(8550台)
 ・5位:日産「ノート」(8502台)
 ・6位:ホンダ「ヴェゼル」(7458台)
 ・7位:トヨタ「アルファード」(6777台)
 ・8位:日産「セレナ」(6428台)
 ・9位:トヨタ「ハリアー」(5819台)
 ・10位:ホンダ「フリード」(5487台)

●2024年1月 軽乗用車ベスト10

 ・1位:ホンダ「N-BOX」(1万7446台)
 ・2位:スズキ「スペーシア」(1万1316台)
 ・3位:スズキ「ハスラー」(8211台)
 ・4位:日産「ルークス」(6943台)
 ・5位:スズキ「ワゴンR」(5983台)
 ・6位:スズキ「アルト」(5225台)
 ・7位:三菱「デリカミニ/eK」(5170台)
 ・8位:ダイハツ「タント」(4849台)
 ・9位:日産「デイズ」(4644台)
 ・10位:ホンダ「N-WGN」(2837台)

 2024年1月の新車(登録車)販売台数ランキングは、トヨタ「カローラ」(販売台数1万2484台)が首位を獲得。12ヶ月ぶりに1位が変化する形となりました。

 登録車首位のトヨタ「カローラ」は、シリーズ主力モデルの「カローラ クロス」が2023年10月に、新エンジン搭載や先進運転支援機能の強化などの改良を実施しています。

 以降、2位がトヨタ「ヤリス」、3位がトヨタ「シエンタ」と続き、上位10位までのうち6車種をトヨタが占めています。

 7位のトヨタ「アルファード」は2023年1月以来、12か月ぶりに10位圏内にランクインしました。2023年6月にフルモデルチェンジを果たしてから好調な推移を記録しています。

 一方で、ランキング上位の常連だったトヨタ「ルーミー」や「ライズ」は、製造元のダイハツの不正発覚により受注・出荷が停止されていることから、20位圏外へと落としています。

 なお、20位以内のランキングでは、7車種がミニバン、7車種がクロスオーバーSUVもしくはシリーズ中にSUVモデルを設定している車種で、こうしたボディタイプの需要が多いことを示しています。

 軽自動車のランキングでは、ホンダ「N-BOX」(販売台数1万7446台)が1位を獲得し、19か月連続で首位の座を保持しました。

 N-BOXは2023年10月5日に3代目が発売されました。コンセプトを維持しつつも、視界の広さや内外装がリフレッシュされています。この新型の販売も好調とみられます。

 また、ライバルとなる「スペーシア」も2023年11月22日に3代目が発売されました。デザインを一新し、安全性能や快適装備も熟成させ、売れ行きも良好です。

 なお、軽自動車も登録車同様、ランキングが大きく変化しており、ダイハツ「タント」や「ムーヴ」などは10位圏外となった一方で、2023年5月の発売以来好調な三菱「デリカミニ/eK」や2023年9月にデザインを変更した日産「デイズ」などがランクインしています。

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 登録車(普通車)と軽自動車をすべて含んだ2024年1月の総合ランキングは以下の通りです。

●2024年1月 新車販売速報 乗用車ベスト10

 ・1位:ホンダ「N-BOX」(1万7446台)
 ・2位:トヨタ「カローラ」(1万2484台)
 ・3位:トヨタ「ヤリス」(1万2056台)
 ・4位:スズキ「スペーシア」(1万1316台)
 ・5位:トヨタ「シエンタ」(9810台)
 ・6位:トヨタ「プリウス」(8550台)
 ・7位:日産「ノート」(8502台)
 ・8位:スズキ「ハスラー」(8211台)
 ・9位:ホンダ「ヴェゼル」(7458台)
 ・10位:日産「ルークス」(6943台)

 なお、登録車・軽自動車全体では、フルモデルチェンジが期待されていた人気モデルだけでなく、一部では改良や刷新が行われていないのにもかかわらず前年同月比で大きく販売台数を伸ばしたクルマもある点に注目されます。

 これは、2021年前半に始まった世界的な半導体不足による部品供給の不透明性や、新型コロナウイルス感染拡大による工場閉鎖などで新車の長納期化が続いていた問題が大幅に改善されたことを示唆しています。

 また、2023年はダイハツの認証不正問題が発覚し、それを受けて複数のモデルで受注や生産の停止が相次いでいます。すでに販売台数にもこの不祥事が影を落としており、引き続きランキングに変化が生じる可能性があります。