一般的な「高速道路」は右端の車線が「追い越し車線」で、この車線を走り続けると「車両通行帯違反」に該当します。では、右側に出口や合流が多い「首都高速道路」の場合も、右側を走行し続けると違反になるのでしょうか。

首都高は「右車線」を走り続けてもOK?

 一般的な「高速道路」は、出口や合流地点が左側に設置されていて、反対側となる右端の車線が「追い越し車線」となっています。
 
 しかし「首都高速道路」、通称「首都高」は、一番右側の車線でも出入り口や合流が多いのが特徴。
 
 そのため出口に向かう際や、合流目的で一番右側の車線を走らざるを得ないこともありますが、右側を走行し続けても違反に該当しないのでしょうか。

 先述のように、複数の車線が設けられている高速道路は一番右側が追い越し車線で、それ以外の車線(2車線であれば左側、3車線なら左側と中央)が「走行車線」。

 そしてこの追い越し車線は前のクルマを追い抜く際に走行し、追い抜いた後は再び走行車線に戻らないといけません。

 もしも追い越し車線を走り続けると、「車両通行帯違反」(普通車の場合反則金6000円、違反点数1点)に該当し、取り締まりを受ける可能性があります。

 しかし、首都高の場合は一般的な高速道路とは異なり、一番右側の車線に出入り口や合流が設けられているスポットが多数存在。

 必然的に右側を走行するシーンが増えてしまいますが、これについて首都高を管理する首都高速道路株式会社の「首都高ドライバーズサイト」では以下のように記載しています。

「走行車線に注意:幹線道路の中央分離帯部分に建設されており左右に分合流があります。分合流のために右側を走ることは問題ないですが、道路交通法20条(左側通行の原則)は首都高速にも適用されますので、理由なく一番右側を走り続けることはできません。」(「首都高の特長を踏まえた運転を」の項目において)

 つまり、たとえ右側に出口や合流が多い首都高であっても、一般的な高速道路同様に「左側通行の原則」は適用されるため、右側を走り続けると交通違反になるというわけです。

 首都高では分合流が目まぐるしく、目的地によってはつい右側を走り続けたくなる場面もあるでしょうが、どうしても必要な場合を除いて基本的には左側車線を走るようにしましょう。

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 このように、構造上の理由で他の高速道路以上に右側を走る機会が多い首都高であっても、右側車線をキープし続けると車両通行帯違反になる可能性があるため、走行時には注意が必要です。

 ちなみに左側通行の原則は、複数の車線で構成されている一般道にも適用されます。

 つまり一般道であろうと、一番右側を走り続けることは交通ルールの違反に該当することが考えられますので、運転時には車線への意識を忘れず、不必要に右車線を走行しないよう気を付けましょう。