東京〜千葉をむすぶ新たな高速道路「新湾岸道路」の実現に向け、ついに具体的なプロセスが動き始めました。いったいどんな道路で、開通したらどう便利になるのでしょうか。

ついに「概略ルート」決定へ正式スタート

 東京〜千葉をむすぶ新たな高速道路「新湾岸道路」(第二湾岸道路)の実現へ、いよいよ「最初の一歩」となる動きがありました。
 
 いったいどんな道路で、開通したらどう便利になるのでしょうか。また、話はどう動いていくのでしょうか。

「新湾岸道路」は、東京湾沿いに東京と千葉をむすぶ新たな高規格道路。今ある東関東道・京葉道路・国道16号・国道357号の、さらに海側のバイパスルートとなります。

 現在の京葉間の高速道路は、湾岸線・東関東道および京葉道路の2本だけでまかなっており、交通需要に対して高規格道路の容量に乏しいことが否めず、慢性的な混雑が課題となっています。

 特に、千葉市内を貫く京葉道路は千葉市中心部や湾岸エリアを迂回するよう内陸側へコースがとられ、同エリアに位置する京葉臨海工業地帯の交通は信号機の多い地上道路、国道357号と国道16号へ集中し負担がかかる状態です。そのため湾岸エリアと都心方面を直結するもうひとつの高規格道路の整備が沿線から求められてきました。

 国土交通省の「広域ビジョン」では「第二東京湾岸道路」となっているこの構想。このなかで、先行して検討が進み始めたのが、京葉道の蘇我ICから館山道の市原ICにかけての付近から、東関東道・首都高湾岸線・外環道の高谷JCTへ接続する「千葉区間」です。

 そのなかで話が動き始めたのが2023年6月。国土交通省と千葉県・千葉市・市川市・船橋市・習志野市・市原市・浦安市・NEXCO東日本による「新湾岸道路検討会準備会」が設立されました。

 そして2回目の会議が、2024年3月19日に開催されました。

 この会議では、いよいよ計画実現の第一歩となる「計画段階評価」を行っていくという方針が決まりました。

「計画段階評価」では、沿線アンケートなどや委員会などの段階を経て、「概略ルート」が決定されます。

 そのあと、決定された概略ルートを元に「都市計画決定」「環境アセスメント」の手続きが完了すれば、あとは事業化決定を待つのみとなります。

 ついに具体的に動き出した「新湾岸道路」計画。千葉県にとっては悲願とも言える道路計画で、今年1月も沿線自治体と連名で、国に計画具体化を求める「新湾岸道路の整備促進に関する要望」をおこなっていましたが、ようやく実をむすぶことになりそうです。